レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年07月17日
- 登録日時
- 2022/07/18 23:22
- 更新日時
- 2022/07/24 20:13
- 管理番号
- 県立長野-22-065
- 質問
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『日本歴史地名大系 20 長野県の地名』平凡社 1979【N2903/54】p.485-487にかけて「大河原(おおかわら)村」「鹿塩(かしお)村」にそれぞれ記載のある「御館被官制度」は何と読むか。
- 回答
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「御館(おやかた)被官(ひかん)制度」と読む。
『国史大辞典 第2巻』吉川弘文館 1980 【210.03/コク/2】p.922に項目として「御館(おやかた)・被官(ひかん)」があった。近世の信州伊奈地方にあった制度として、解説が掲載されている。「大河原村」「鹿塩村」はともに伊那地方の旧村名。
『上伊那文化大事典』伊沢和馬編 信濃路出版 1990【N242/109】p.103に「被官百姓」の項目があり、
被官百姓は「御館(おやかた)」「御家(おいえ)」と呼ばれる主家に、身分的・経済的に従属して農業を営む百姓を言う。(-後略-)
とある。
- 回答プロセス
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1 『長野県百科事典』信濃毎日新聞社開発局出版部編 信濃毎日新聞社 1981【N030/2a】を調べたが掲載はない。
2 当館契約のデータベース「ジャパン・ナレッジLib」で「御館」「被官」の&検索をする。『国史大辞典』の記事がヒットする。
3 『国史大辞典』で、「信州伊那地方」と特に取り上げているので、『上伊那文化大事典』でも確認する。「御館被官制度」で記載はないが、「被官百姓」での記載を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 中部地方 (215 10版)
- 農業史.事情 (612 10版)
- 参考資料
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国史大辞典編集委員会/編 , 国史大辞典編集委員会. 国史大辞典 2. 吉川弘文館, 1980.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005705930-00 , ISBN 4642005021 -
伊沢 和馬/編 , 伊沢 和馬. 上伊那文化大事典. 信濃路出版, 1990-00.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059339727-00 (【N242/109】) - 長野県百科事典
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国史大辞典編集委員会/編 , 国史大辞典編集委員会. 国史大辞典 2. 吉川弘文館, 1980.
- キーワード
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- 御館被官制度
- 被官
- 被官百姓
- 農業経営
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000318971