レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 0202年09月09日
- 登録日時
- 2023/09/09 16:27
- 更新日時
- 2024/01/04 15:37
- 管理番号
- 奈県図情23-0906
- 質問
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解決
奈良市中新屋町にあった骨董商の「大隅」の商いの様子がわかる資料について知りたい。
- 回答
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『奈良繁昌記』p.13の骨董商に「大隅安三郎(中新屋)」の記載があります。職種や住所からご質問の「大隅」と思われます。こちらには安三郎氏のことについて書かれていますが、商いの様子も少し書かれています。
また、『大阪朝日新聞大和版(大正7年7月15日)』の「巨匠杜園」という記事には、杜園の家は中新屋町大隅骨董店付近である旨が書かれているので、少なくともこの時点までは骨董商として店があったと思われます。
- 回答プロセス
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『大和名勝豪商案内記, 奈良之部』、『奈良繁昌記』、『大和名所并ニ豪商案内記』を確認し、『奈良繁昌記』に記載されていることを確認。
また、インターネットで「奈良町にぎわいの家」ホームページを確認した。パンフレットには『奈良繁昌記』に記載がある旨が書かれている。
「大隅家は、中新屋町有文書の安政4年(1857)の史料に「隅屋善七」と初出します。家業は繁栄し、明治32年(1899)の『奈良繁昌記』の骨董商の項に「大隅安三郎」の名がみえます。」
くわえて、「奈良+骨董+大隅」で検索したところ、『日本人形玩具会誌 第15号 2004』の『大阪朝日新聞大和版(大正7年7月15日)』の「巨匠杜園」という記事に大隅骨董店の記載があることを見つける。マイクロフィルムで該当記事を確認。
- 事前調査事項
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明治時代、大正時代に集古堂、骨董商を現在の奈良市中新屋町で行っていた。
現在の「奈良町にぎわいの家」になる。
平成25年(2013)に奈良市が取得した。
- NDC
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- 商業史.事情 (672)
- 近畿地方 (216)
- 参考資料
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[西田雲突坊著] , 西田, 雲突坊. 奈良繁昌記. 1899.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I000005508-00
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[西田雲突坊著] , 西田, 雲突坊. 奈良繁昌記. 1899.
- キーワード
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- 骨董商
- 奈良市中新屋町
- 大隅
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000338427