レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年12月06日
- 登録日時
- 2016/03/01 16:27
- 更新日時
- 2016/03/22 14:43
- 管理番号
- 岩手-262
- 質問
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解決
岩手県の一戸町に浪打峠(なみうちとうげ)という景勝地がある。古今集等和歌に詠まれた「末の松山」はここであると言われている。一戸町の「末の松山」について記載のある近世、江戸時代の史料、または活字化された資料を知りたい。
- 回答
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歌枕になっている「末の松山」については、問い合わせのあった一戸町のほか、宮城県多賀城など諸説ある。
江戸期の一戸町「末の松山」および「浪打峠」について記載のある資料を下記の通り紹介した。
【図書資料】
『近世紀行文集成 第1巻』
⇒収録内容:「蝦夷の嶋踏」「蝦夷蓋開日記」「未曾有後記」「蝦夷行程記」
『宮城県史 15』
⇒p95~97「末ノ松山の松」
『読み下し文北奥路程記』
⇒p46~48
『岩手史叢 第2巻 内史畧2』
⇒p130~131「末の松山」
『南部叢書 第1冊』
⇒p178~180「末の松山」(「奥々風土記」内)
『南部叢書 第5冊』
⇒p277~278「邦内郷村志」内
『南部叢書 第6冊』
⇒p25~26「真澄遊覧記:けふのせはのゝ」内
【和本史料】
『北行日記』高山 彦九郎∥著 底本:寛政2年
『名処順道記』清水 秋全∥〔編〕宝暦1(1751)年
『奥筋行程記』(従盛岡田名部迄行程記)
『坐遊記零本』白華∥撰 寛政10(1798)年
- 回答プロセス
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・地名辞典で、浪打峠を調べる。
・奥州の紀行文資料を調査。
・当館和本を調査。
- 事前調査事項
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明治時代の資料は持っているので不要。
- NDC
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- 叢書.全集.選集 (080 9版)
- 東北地方 (212 9版)
- 日記.書簡.紀行 (915 9版)
- 参考資料
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- 『近世紀行文集成 第1巻』板坂 耀子∥編 葦書房∥出版 2002年 , ISBN 4751208403 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003665265-00)
- 『宮城県史 15』宮城県∥著 宮城県史編纂委員会∥編纂 宮城県史刊行会∥出版 1956年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036167575-00)
- 『読み下し文北奥路程記』岩手県文化財愛護協会∥編・出版 2002年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036173341-00)
- 『岩手史叢 第2巻』 岩手県立図書館∥編 岩手県文化財愛護協会∥出版 1973年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001229763-00)
- 『南部叢書 第1冊』 南部叢書刊行会∥編・出版 1927年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003849345-00)
- 『南部叢書 第5冊』南部叢書刊行会∥編・出版 1929年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003849349-00)
- 『南部叢書 第6冊』 南部叢書刊行会∥編・出版 1927年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003849350-00)
- キーワード
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- 末の松山
- 歌枕
- 浪打峠
- 名勝地/景勝地
- 観光地
- 一戸町
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000188740