レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/01/20
- 登録日時
- 2012/02/14 02:00
- 更新日時
- 2019/12/11 12:32
- 管理番号
- 京資-194
- 質問
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解決
烏帽子がいつ頃から使われるようになったかを知りたい。
- 回答
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烏帽子が使われるようになった時代については、『日本風俗史事典』のp54に、「奈良時代に役人が略服のときに被るものとして制定された圭冠(けいかん)という冠の一種から変化したといわれる」と記述されている。また、『大日本百科事典』(3 う~え)のp480に、「原型は埴輪などにもみられるが、天武天皇10年(682)に新しく漆紗冠と圭冠ができ・・・後者が後の烏帽子になった」と記述されている。
- 回答プロセス
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1.『国史大辞典』『有識故実大辞典』『古事類苑』で、「烏帽子」の項を調べた。『国史大辞典』と『有識故実大辞典』に記述されている内容はほぼ同じものだった。
2.風習・民俗関連の資料を調べたところ、『日本風俗史事典』に「烏帽子」の項があった。
3.『大日本百科事典』を調べた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 9版)
- 参考資料
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- 『国史大辞典』(2 う~お) 国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1980.7 1014p,図版132p (当館請求記号210.033/KO53/2)
- 『有識故実大辞典』 鈴木敬三編 吉川弘文館 1996.1 718,130p,図版30枚 (当館請求記号210.09/SU96)
- 『古事類苑』(42 服飾部) 吉川弘文館 1979.7 1526p (当館請求記号031.2/KO39/33)
- 『日本風俗史事典』 日本風俗史学会編 弘文堂 1980 812,43p (当館請求記号380.3/N71)
- 『大日本百科事典』(3 う~え) 小学館 1980 591p (当館請求記号031/D25/3)
- キーワード
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- 烏帽子
- 圭冠
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000101551