レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年08月05日
- 登録日時
- 2020/08/15 13:46
- 更新日時
- 2021/02/09 11:16
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2020-005
- 質問
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解決
藤田嗣治の名前は「ツグジ」と「ツグハル」のどちらが正しいのでしょうか。インターネットで調べると、“元々次男だったこともあり「つぐじ」と読んでいたが、父から「画家として名を成したら「つぐはる」と読め」といわれ、パリで成功した後の藤田は「つぐはる」と名乗るようになった”と書かれているのを見つけました。この記述の根拠となる出典を探しています。
- 回答
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表現は若干異なりますが、藤田嗣治の甥(嗣治の長姉の喜久の子)である蘆原英了の『僕の二人のおじさん、藤田嗣治と小山内薫』(蘆原英了著 新宿書房 2007年)には、次のように書かれています。
“(追記)フジタはフランスに帰化して、フランス人になったが、日本名はツグジが本当か、ツグハルが正しいかとの聞きあわせがある。これはもともとツグジと言っていたが、フジタの父親がもしお前が成功したら、ツグハルと読めと言った。そこで一九三〇年代になって、ツグハルと自分から読むようになり、人から聞かれればツグハルと答えた”(初出誌「フジタの心情」『芸術新潮』1968年3月号)
- 回答プロセス
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Googleブックスで「藤田嗣治 ツグジ」をキーワードに検索したところ、『僕の二人のおじさん、藤田嗣治と小山内薫』に関連する記述があるとわかり、同書を確認しました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 洋画 (723 9版)
- 参考資料
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蘆原英了 著 , 蘆原, 英了, 1907-1981. 僕の二人のおじさん、藤田嗣治と小山内薫. 新宿書房, 2007.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009153438-00 , ISBN 9784880083735 (p.111-112)
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蘆原英了 著 , 蘆原, 英了, 1907-1981. 僕の二人のおじさん、藤田嗣治と小山内薫. 新宿書房, 2007.
- キーワード
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- 藤田嗣治
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000285872