当館資料から明確な記述を確認することはできませんでした。
僅かですが調査の過程で得た関連の情報をお伝えします。
当館で契約する「ヨミダス歴史館 : データベース - 読売新聞オンライン」を検索したところ、以下の記事を確認しました。
・読売新聞 東京朝刊 埼玉東 2015.08.20 33面「[戦後70年・語り継ぐ](5)陶器製手榴弾(連載)」
本文中に「川越市の河原に終戦時、廃棄された陶器製手榴弾の容器は、全国の窯元から集められていた。「信」の文字や材質などから、信楽焼、有田焼、瀬戸焼、益子焼が確認された(後略)。」とあります。
■以下の資料はお調べしましたが、関連の記述は確認できませんでした。
・『語りつぐ戦争 とちぎ戦後70年』(下野新聞社編集局/著 下野新聞社 2016)
p.32「開戦 教練 軍隊の意識、植え付け」
当時の中学生が教練で使った「模擬手りゅう弾」の写真があります。
本文中に陶器製であるかどうかの記述はありませんでした。
・『益子町史 第5巻 窯業編』(益子町史編さん委員会/編 益子町 1989)
p.409-411「第二次世界大戦の中の陶業界」の項がありますが、関連の記述は確認できませんでした。
・『益子町史 第4巻 近現代史料編』(益子町史編さん委員会/編 益子町 1989)
・『益子の歴史』(五十嵐典夫/〔ほか〕編著 益子町 1982)
・『第十四師団史 日本陸軍の精鋭』(高橋文雄/著 下野新聞社 1990)
・『栃木県警察史 上巻』(栃木県警察史編さん委員会/編 栃木県警察本部 1977)
・『目で見る真岡・芳賀の100年』(杉山正雄/〔ほか〕編 郷土出版社 2008)
・『下野新聞で見る昭和・平成史 1(1926-1951)』(下野新聞社/編、 2015)
・『原色陶器大辞典』(加藤唐九郎/編 淡交社 1984)
・『益子の窯と佐久間藤太郎』(塚田泰三郎/著 東峰書房 1965)
・『益子焼 やきものの里』(清水裕子/著 三一書房 1973)
・『無盡蔵』(浜田庄司/著 朝日新聞社 1974)
・『益子』(浜田庄司/共著,塚田泰三郎/共著,藤川清/写真 淡交社 1975)
・『益子の陶工たち』(小寺平吉/著 学芸書林 1976)
・『窯にまかせて』(浜田庄司/著 日本経済新聞社 1976)
・『益子焼』(小島英一/著 理工学社 1999)
・『益子・笠間』(青木宏/文 淡交社 2003)
・『栃木縣下における産業報國会運動の概況』(楠原祖一郎/編 楠原労働政策研究所 発行年不明)
・『日本近現代陶芸史』(外舘和子/著 阿部出版 2016)
新聞記事
当館で契約するオンラインデータベース「下野新聞データベース plus 日経テレコン」を検索しましたが、該当の記事は確認できませんでした。
(検索範囲:下野新聞2001年1月以降、検索語:「手りゅう弾」「手榴弾」「地雷」「陶器」「益子」「宇都宮」等を適宜組み合わせて検索しました。)