レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年05月06日
- 登録日時
- 2024/03/13 18:05
- 更新日時
- 2024/03/28 13:52
- 管理番号
- 2023-15
- 質問
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未解決
「歴史地理教育愛媛鉄道唱歌」についての資料があるか。
- 回答
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1 愛媛県生涯学習センターのデータベース「えひめの記憶」にてヒットする「歴史地理教育愛媛鉄道唱歌」は、【資料1】p649の「唱歌・大和田建樹」の項目に、「なお、『歴史地理教育愛媛鉄道唱歌』は、田中雁木らによるものである。」とあり、このとおりの唱歌名であるような書き方をしているが、当館には該当する資料がなく、【資料2】が該当する可能性があると思われる。
また、【資料1】p988の文学人名録の田中雁木の項目に、「(抜粋)好賢。(唱歌)明治8~大正4(1875~1915)。松山市。東京高師国語漢文科卒。愛知県第一師範教諭、広島高師教官を歴任した。『雁木遺稿』。共著『伊予鉄道唱歌』『烈女松江・赤穂義士』『義農唱歌』『歴史地理教育愛媛鉄道唱歌』。主著『万葉集時法論』」と記載がある。
2 「鉄道唱歌」という部分から、『伊予鉄道唱歌』の可能性もあると考えられ、【資料3】の「伊予鉄道唱歌」の項目に「(抜粋)尚文会作歌の地理教育伊予鉄道唱歌と大和田建樹作のと二つがある。明治33年(1900)11月松山市湊町三丁目の向井湊居堂から編集発行された。「汽笛一声新橋を…」の建樹の鉄道唱歌(東海道)が発表されたのは同年五月のことであり、これに刺激されて青年教師景浦直孝、田中雁木が共同で作詩、発表に際して尚文会の会名を冠した。(中略)建樹作の歌は明治41年10月発行。」と記載がある。
この明治33年発行の資料は当館に所蔵はないが、資料の画像と22番から25番までの歌詞の記載がある【資料4】を所蔵している。
- 回答プロセス
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愛媛県生涯学習センターのデータベース「えひめの記憶」で検索後、当館の蔵書を調査
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767)
- 参考資料
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- 【資料1】『愛媛県史 文学』 愛媛県 1984年 <当館請求記号:K200-31>
- 【資料2】『地理歴史愛媛唱歌』 田中好賢作歌 景浦直孝作歌 田村虎蔵作曲 土肥文泉堂 1909 <当館請求記号:K767-1>
- 【資料3】『愛媛県百科大事典 上』 愛媛新聞社 1985年 <当館請求記号:K290-63-1>
- 【資料4】『清水の里』 松山市立清水小学校 1988年 <当館請求記号:K293.1-67>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000347355