レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年04月12日
- 登録日時
- 2016/04/19 16:27
- 更新日時
- 2016/04/27 11:32
- 管理番号
- 日進16R-10
- 質問
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アメリカでのコーンスープの起源が知りたい。
- 回答
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下記の資料を提供する。 *( )内は当館請求記号
『ケンブリッジ世界の食物史大百科事典2』(383.8/085/2)
『トウモロコシの科学』(498.5/0705/18)
『日本大百科全書15』(031/014/15)
- 回答プロセス
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『ケンブリッジ世界の食物史大百科事典2』(383.8/085/2)のトウモロコシの文化史中南米の項に、「トウモロコシ生地から作られる、儀式の際のスープや飲料(ポソーレpozde)と呼ばれ、トウモロコシを丸粒のまま入れるスープ」という記述を見つける。
同項に「水にトウモロコシを浸してペースト状にしたものをふるい分けしてから作られるアトーレ(atole)と呼ばれる粥」という記述を見つける。
この2品がコーンスープに近いのではないかと思い、詳しい説明を『トウモロコシの科学』(498.5/0705/18)P.91に見つける。
しかし、コーンスープの起源と明記されているわけではない。
次に自館OPACでキーワード“アメリカ”“料理”で検索する。
『ラテンアメリカ料理』(596/02/18)→×
『アメリカ料理』(596/02/1)より索引で”とうもろこし”をひくと、「コーンスープ」は無かったが、P.73に「中西部というと、ほとんどの人は決まり文句のようにカンサスのコーンチャウダーという」記述を見つける。
そこで、質問者の言う「コーンスープ」は「コーンチャウダー」のことではないかと考え、調べを進めた。
『日本大百科全書15』(031/014/15)で“チャウダー”を引くと、「総菜用スープの一種、チャウダーはアメリカが起源でフランスの移民がアメリカで始めた料理」という記述あり。
また自館契約データベース「JapanKnowledgeLib」で”コーンチャウダー”を調べると、「アメリカ風のスープの一種。トウモロコシの実をたくさん入れたもの」と記述あり。
以上のように、調べた結果を伝え、資料を案内した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品.料理 (596 7版)
- 衣食住の習俗 (383 7版)
- 参考資料
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- 『ケンブリッジ世界の食物史大百科事典2』石毛直道 / 朝倉書店 / 2004 /(383.8/085/2) (AJ94318054)
- 『トウモロコシの科学』貝沼圭二,中久喜輝夫,大坪研一編 / 朝倉書店 / 2009 /(498.5/0705/18)P.91 (AJ97044732)
- 『アメリカ料理』デイル・ブラウン / タイムライフブックス / 1974 /(596/02/1)P.73 (AJ94071394)
- 『日本大百科全書15』小学館 / 1987 /(031/014/15)P.341 (AJ94061081)
- キーワード
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- コーンスープ
- コーンチャウダー
- 起源
- アメリカ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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『暮しの手帖 弟3世紀』(05/11)49巻 1994.4 P.84.88
コーンチャウダーの作り方レシピあり。ロイヤルホテルの家庭料理
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 開放講座 図書館
- 登録番号
- 1000191286