レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年10月26日
- 登録日時
- 2017/10/26 14:29
- 更新日時
- 2022/06/23 16:02
- 管理番号
- 1315
- 質問
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解決
2015年の読売新聞の「医療ルネサンス」欄で連載されていた、薬の特集を見たい。
「スリピリド」という薬や奈良県の医師が出てきたと思う。
- 回答
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該当の特集は、読売新聞2015年8月3~7、10日朝刊の「医療ルネサンス」欄で連載されていた「高齢者の薬(1)~(6)」。
8月3日記事「高齢者の薬(1)肺炎の頻発 薬が引き金に」、
8月4日記事「高齢者の薬(2)服薬19種類 半数以下に」
で薬の「スルピリド」や奈良県内の総合診療医が登場する。
当館契約のデータベース「ヨミダス」で記事を閲覧できる。
- 回答プロセス
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「医療ルネサンス」とはどのような欄かを確認するため、今月(2017年10月)の読売新聞を調査。
平日朝刊の「くらし」の紙面に掲載されていた。
受動喫煙やがん等、医療・健康・介護の特集をしており、ひとつの特集につき5~6回の連載記事がある。
質問者が読みたいのは2015年の読売新聞だが、当館での保存期間を過ぎていたため既に廃棄している。
インターネットで記事が公開されている可能性を考え、Googleでキーワード「医療ルネサンス」を検索。
読売新聞社の医療・健康・介護ニュースサイト「ヨミドクター」の「医療ルネサンス」記事一覧が見つかった。
(https://yomidr.yomiuri.co.jp/iryo-renaissance/ ) 2022年5月1日確認
2015年の記事を調べていると、同年8月3~7、10日に「高齢者の薬(1)~(6)」という特集があった。
また、8月4日記事「高齢者の薬(2)服薬19種類 半数以下に」の冒頭で「奈良県内の総合診療医」「スルピリド」という言葉が見える。
(https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150804-OYTEW3695/?catname=iryo-renaissance ) 2022年5月1日確認
有料記事のためいずれも全文は読めないが、質問者情報に近い。
質問者に薬の名前を確認すると、「スルピリド」で正しいとのことだった。
記事の全文を読むため、当館契約のデータベース「ヨミダス」を利用。
先に調べた「ヨミドクター」で特集の掲載時期を推測できたため、キーワード「医療ルネサンス」+日付範囲:西暦2015年8月3日~2015年8月10日で検索したところ、
2015年8月3~7、10日「[医療ルネサンス]高齢者の薬(1)~(6)」の記事が見つかった。
そのうちスルピリドが話題になっているのは、
8月3日記事「[医療ルネサンス] 高齢者の薬(1)肺炎の頻発 薬が引き金に(連載)」と8月4日記事「[医療ルネサンス] 高齢者の薬(2)服薬19種類 半数以下に(連載)」。
スルピリドが原因で肺炎を繰り返すようになった男性を奈良県内の総合診療医が診察しており、過剰に薬を飲んだ場合のリスクについて書かれている。
質問者に確認したところ、その特集に間違いないとのこと。
「高齢者の薬(3)~(6)」は別の薬の話題だが、特集全体を見たいとのことだったため、検索結果をそのまま閲覧してもらった。
- 事前調査事項
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質問者が読売新聞社に問い合わせたところ、「2015年の特集」と回答があったとのこと。
- NDC
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- 日本 (071 10版)
- 薬学 (499 10版)
- 参考資料
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- 読売新聞
- キーワード
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- 読売新聞
- 医薬品
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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『薬の事典』(宮崎利夫/編集、朝長文彌/編集 朝倉書店)p.322~323項目「スルピリド(ベンザミド系抗精神病薬)」…低用量では胃・十二指腸の血流を増加させたり、運動を亢進する。また、イミプラミンに類似した抗うつ効果を示す。高用量では選択的なドパミンD₂拮抗作用を示すことから精神分裂病の治療に用いられる。
「スリピリド」は掲載されていない。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000223923