レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/04/11
- 登録日時
- 2023/08/06 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:43
- 管理番号
- M23041917541481
- 質問
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恐竜の中には、小さな歯が何層にも重なっていて、折れた歯が順番に生え変わるという構造を持つ恐竜がいるらしい。その仕組みと種類がわかる児童書が見たい。
- 回答
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①『なぜ?どうして?恐竜図鑑』には、「デンタル・バッテリー」のコラムに、「植物食恐竜の中には、便利な歯をもっているものがいました。鳥脚類(イグアノドンなど)や角竜類(トリケラトプスなど)は、植物を歯ですりつぶして食べたので、歯がすりへります。しかし、縦に何列も予備の歯が並んでいて、上の歯がすり減へっても下から新しい歯が出てきました。これを『デンタル・バッテリー』といい、中には、2000本も歯がある恐竜もいました。」との記載がある。また、エドモントサウルスのデンタル・バッテリーの化石の写真も載っている。
②『教えて恐竜!ぼくたちの大切な歯』には、デンタルバッテリーを持つ恐竜として、「ハドロサウルスの一種」が写真で紹介されており、「デンタルバッテリーとは、おろし金のような形をした歯のかたまりのことで、使用中の歯がすり減って、ぬけ落ちると、あごの骨の中にある、次の歯に生えかわります。」との記載がある。また、ヒパクロサウルスの化石の写真が掲載されており、「白亜紀に生息していた草食恐竜で、カモのようなくちばしと、デンタルバッテリーという歯のかたまり、そして強いあごでかたい葉や茎などを食べていた。食べていた物がちがうから、歯の形もちがうんだよ。」と記載されている。
③『日本の恐竜大研究』には、「肉食恐竜と植物食恐竜」の項に、ハドロサウルス類の奥歯のデンタルバッテリーの構造が写真で紹介されており、「歯がすり減るとぬけ落ち、すぐ次の歯が生えてくる。」とある。また、「最も進化した鳥盤類(ハドロサウルス類など)では、前歯はなくなって、くちばしになりました。そして、あごの奥に次に生え変わる歯もふくめて、ぎっしりと歯が並ぶデンタルバッテリー構造をもつようになりました。」と記載されている。
④『ジュラシック・ワールド超接近図鑑』の「ステゴサウルス」の項には、「大柄なからだつきに比べてその歯はとても小さく、やわらかい草しか食べられないが、もし折れてしまってもすぐに新しい歯が生えてくる、層のような構造をしている。」と記載されている。また、「パラサウロロフス」の項には、「「デンタルバッテリーシステム」という折れると生えかわる、層のような歯の構造を持っている。」と記載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 古生物学.化石 (457 9版)
- 参考資料
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①『なぜ?どうして?恐竜図鑑』 PHP研究所,2015,63p. 参照はp.19.
②岡崎好秀『教えて恐竜!ぼくたちの大切な歯』 少年写真出版社,2011,45p. 参照はp.43.
③『日本の恐竜大研究』 PHP研究所,2018,63p. 参照はp.28.
④講談社『ジュラシック・ワールド超接近図鑑』 講談社,2022,48p. 参照はp.24,32
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①『なぜ?どうして?恐竜図鑑』 PHP研究所,2015,63p. 参照はp.19.
- キーワード
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- 恐竜
- 古代生物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2023041917504041481
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生, 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000337054