1 国会リサーチナビで<航空写真/米軍/戦後>を検索
ヒットした中の埼玉県久喜図書館などの事例から、国土交通省国土地理院ホームページの「地理空中写真閲覧サービス」にあたる(
https://www.gsi.go.jp/top.html 最終アクセス日2023年4月27日)。
戦後すぐという質問なので、作成・撮影年を昭和20年~昭和21年の航空写真とし、東京都足立区に絞ると米軍撮影写真が2件見られる。昭和22年のみに絞ると米軍撮影の89件が見られる。
2 参考図書にあたる
『写真レファレンス事典』1 東京 街並み・風景編(日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ 2020)
p.759からの「撮影者名索引」に「米軍」なし。
3 自館図書館システムで〈米軍/航空写真〉を検索し、以下の資料にあたる
『空中写真に遺された昭和の日本』東日本編(日本地図センター編 創元社 2017)足立区の写真なし
『1945・昭和20年米軍に撮影された日本』(日本地図センター 2015)p.3から収録写真は「空襲前に目標地域を撮影し空襲後には損害を評価するために」写真偵察機で撮影されたものとわかる。戦後すぐの写真ではないがp.70の写真には隅田川北側に千住関屋町が写っている。キャプションには「東京大空襲数時間後・1945年3月10日撮影」の「隅田川が大きく蛇行している南千住付近」とあり。
4 書架に直接あたる
『GHQ東京占領地図』(福島鋳郎編著 雄松堂 1978))付図資料2「都心を中心とした東京空中写真」は1946年に米軍が撮影した写真。足立区は荒川(現隅田川)が大きく湾曲している北側に、千住橋戸町・千住関屋町・千住曙町あたりの南側部分が写っている。足立区全体が写る写真はなし。
『空白の昭和史』第1巻(空白の昭和史刊行委員会編 エムティ出版 1999)足立区の航空写真なし。