レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年03月14日
- 登録日時
- 2022/03/30 11:21
- 更新日時
- 2022/03/30 11:21
- 管理番号
- いわき総合-地域653
- 質問
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解決
『笠松紫浪全木版画集』に、「磐城湯本 1954(昭和29年)」というタイトルの版画が掲載されている。この場所はいわき市湯本のどのあたりか。
- 回答
-
所蔵資料等を調査しましたが、場所を特定することはできませんでした。
笠松紫浪(かさまつ・しろう 1898~1991)は大正期~昭和時代に活躍した新版画作家です。
お問い合わせのあった作品は以下の資料に掲載されています。
【資料①】『笠松紫浪全木版画集』(笠松紫浪 阿部出版 2021) p103
【資料①】の「笠松紫浪の画業と新版画の時代」(p9)や「笠松紫浪年譜」(p229)から、笠松氏が取材旅行でいわき市湯本を訪れたのは昭和20年代後半であることがわかります。
当館所蔵の資料でいわき市の昭和の写真や絵はがき等が掲載されているものを調査しましたが、作品の場所を特定できるものは確認できませんでした。
調査した資料は以下の通りです。
【資料②】『いわき』(福島県写真材料商組合いわき支部 1988)
【資料③】『目で見るいわきの100年』(小野一雄 郷土出版社 1996)
【資料④】『図説いわきの歴史』(小野一雄ほか 郷土出版社 1999)
【資料⑤】『いわきふるさと大百科』(里見庫男 郷土出版社 2007)
【資料⑥】『いわきの昭和』(佐藤孝徳 いき出版 2009)
【資料⑦】『絵はがきの中の「いわき」』(いわき未来づくりセンター 2009)
【資料⑧】『写真が語る いわき市の100年』(吉田隆治 いき出版 2019)
【資料⑨】『湯けむりの町つづれの色模様』(常磐湯本連合青年会 1991)
【資料⑩】『温泉守って一世紀 いわき市常磐湯本財産区史(1913~2018)』(いわき市常磐湯本財産区 2018)
※「磐城湯本 1954(昭和29年)」の背景には、山と、桜と思われる木が描かれています。湯本(常磐)の桜の名所としては「御幸山」「観音山」が挙げられます。以下のレファレンスも参考までご覧ください。
「常磐の御幸山公園(みゆきやまこうえん)が、桜の名所となったのはいつ頃からか?」
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000111273
- 回答プロセス
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上記調査のとおり
- 事前調査事項
- NDC
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- 木版画 (733 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『笠松紫浪全木版画集』[-733.0-カ-・1115542506]
- 【資料②】『いわき』[AL-748-イ-・1111205140]
- 【資料③】『目で見るいわきの100年』[AL-210.1-1-メ-・1113867798]
- 【資料④】『図説いわきの歴史』[AL-212.6-イ-・1111211445]
- 【資料⑤】『いわきふるさと大百科』[AL-210.1-1-イ-・1112164379]
- 【資料⑥】『いわきの昭和』[AL-210.7-1-イ-・1111980015]
- 【資料⑦】『絵はがきの中の「いわき」』[AL-210.6-1-イ-・1111983019]
- 【資料⑧】『写真が語る いわき市の100年』[AL-210.6-1-シ-・1114112988]
- 【資料⑨】『湯けむりの町つづれの色模様』[AL-748-ジ-・1110743299]
- 【資料⑩】『温泉守って一世紀 いわき市常磐湯本財産区史(1913~2018)』[AL-210.6-1-イ-・1114097031]
- キーワード
-
- 磐城
- 湯本
- 笠松紫浪
- 版画
- 新版画
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000314312