レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/09/24
- 登録日時
- 2021/10/16 00:30
- 更新日時
- 2023/05/26 12:12
- 管理番号
- R1001768
- 質問
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解決
佐世保の地名の由来が知りたい
- 回答
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諸説あり、定説といわれるものがありません。
例として
・佐世保には「サセブ」と呼ばれる木が繁茂していたから(させぶの樹は和名シャシャンボという)。
・佐世(サセ)は狭い川瀬を意味する「狭瀬(サセ)」。保は中世の行政単位の一つである。
などがある。
下記の資料を紹介。
『佐世保市史』総説篇 佐世保市市長室調査課/編 佐世保市役所 1955
『佐世保の今昔』長崎県佐世保市 1934
『佐世保の歴史』佐世保市史編さん委員会/編さん 佐世保市 2002
『佐世保の地名は語る』坂田 直士/著 芸文堂 2001
『談林』34号 「談林」編集委員会/編集 佐世保史談会 1993
『西海人』小西宗十/編 させぼ塾 1993
『日本地名大事典』上巻 吉田茂樹/著 新人物往来社 p292
- 回答プロセス
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1.郷土資料室の【地理】の棚にある『佐世保の地名は語る』を確認。
佐世保の地名の由来についてp9~13に記載されていた資料などを調査。
・『佐世保市史』総説篇 p8~10 諸説の記載あり
・『談林』34号 p5~17 参考資料記載あり
・『西海人』p45~46 佐世保の地名の由来についての対談あり
・『日本地名大事典』上巻 p292 佐世保の地名の由来あり
2.郷土資料室の【佐世保の歴史】の棚にある資料を調査。
・『佐世保の今昔』p2,3
・『佐世保の歴史』p22
3.一説に植物の名前に地名の由来があると記載されていたので、植物図鑑を確認。
・『新牧野日本植物圖鑑 』p548 サシブノキがシャシャンボの古名とある。
・『佐世保市史』総説篇には、「させぶの樹」とあったがサシブノキのことと推定。
他の地名辞典などを調査したが、より詳細な情報を確認することはできなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 九州地方 (219)
- 参考資料
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- 佐世保市史 総説篇 佐世保市市長室調査課/編 佐世保市役所 1955 219.3 (p8~10)
- 佐世保の地名は語る 坂田 直士/著 芸文堂 2001.4 291.0189 (p9~13)
- 談林 第34号 「談林」編集委員会/編集 佐世保史談会 1993.10 050 (p5~17)
- 西海人 小西 宗十/編 させぼ塾 1993.4 (p45~46)
- 日本地名大事典 上 吉田茂樹/著 新人物往来社 2004.10 291.033 , ISBN 4-404-03198-X (p292)
- 日本歴史地名大系 43 平凡社 2001.10 291.0189 , ISBN 4-582-49043-3 (p584~585)
- 地名の語源 鏡味完二/[著] 角川書店 1979 291.0189 (p156 保(ホ・ホー)について記述あり)
- 角川日本地名大辞典 42-[1] 角川日本地名大辞典編纂委員会/編 角川学芸出版 2009.9 291.033 , ISBN 978-4-04-622958-8 (p464~468)
- 角川日本地名大辞典 42-[2] 角川日本地名大辞典編纂委員会/編 角川学芸出版 2009.9 291.033 , ISBN 978-4-04-622959-5 (p1074)
- 角川日本地名大辞典 別巻1 角川日本地名大辞典編纂委員会/編 角川学芸出版 2009.9 291.033 , ISBN 978-4-04-622966-3 (p178 郡郷制の改編に保の記述あり)
- 新牧野日本植物圖鑑 牧野富太郎/原著 北隆館 2008.11 470.38 , ISBN 978-4-8326-1000-2 (p548 シャシャンボは古名サシブノキと記載)
- 佐世保の歴史 佐世保市史編さん委員会/編さん 佐世保市 2002 219.3 (p22)
- 佐世保の今昔 長崎県佐世保市役所 1934 219.3 (p2,3)
- 長崎県大百科事典 長崎新聞社/編集 長崎新聞社 1984 291.93 (p361,362)
- キーワード
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- 佐世保市
- 地名
- 由来
- 長崎県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 定番事例 その他
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000306124