レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/1/12
- 登録日時
- 2021/03/10 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:34
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000874
- 質問
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解決
【南原繁夫人について】 東大総長で、27歳の時越中射水の郡長になった南原繁の夫人は金沢出身という。
昭和10年に義弟西川宗保が富山県統計協会に勤務していたが、高岡あたりで教員の職を世話してくれないか、と当時の富山県議員に出した手紙がある。
老齢になった両親(金沢に居住)のそばでの就職を希望していた。
南原繁と結婚したのだから、それなりに由緒か資産のある家と考えるが調べてほしい。
- 回答
-
・『日本近現代人名辞典』p.424(1122869979)で生没年を調査。
1889~1974と分かったので、1966年刊行の『人事興信録 下 第23版』p.214(129081583)で家族構成を確認。
・妻の欄に「博 明治28.6.28生、石川、西川惣祐三女」とあり、石川県出身者であることが確認できた。
・石川県立図書館HPの人物検索に該当者なし。
・Googleで検索し、「金沢の引札」に「薪炭問屋西川惣祐」の名が見つかった。
引札は明治から大正期のものと考えられ時代は合う。店の所在地は金沢市鍛冶片原町と判明した。
・『北陸三県実況案内』(118572402)には、記載なし。
・『金沢商工人名録 昭和3年版』(119503114)p.235に同町、同電話番号で「西川サノ」の記載あり。番地も記載があった。
店の開業は、大正4年10月。営業収益税は、11円8銭と金沢の同業者の中では下位にあたる。
・二人のなれそめなどを調査のため、『南原繁』岩波新書(111822290)を確認したが、p.81に結婚前の事情が記載されていただけだった。
・『南原繁の生涯』教文館刊(当館未所蔵)に記載されている可能性があるため、図書を紹介した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000294963