レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年10月20日
- 登録日時
- 2021/01/28 16:41
- 更新日時
- 2021/02/16 11:41
- 管理番号
- 相-200014
- 質問
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解決
仏教がインドから中国に渡った経緯や中国ではどのようにして仏教が広まったのかを知りたい。
- 回答
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・『仏教の事典』末木文美士ほか編 朝倉書店 2014
仏教を「歴史」「思想」「実践」「地理」「文化」の五部門に分けて解説した事典です。仏教の中国への伝来については、「第1章 仏教を知る〔歴史〕」のp.40~52「1.2.4中国・朝鮮の経典」に仏典の中国への伝来と変容、各時代の「訳経」についての解説があります。「第2章 仏教を考える〔思想〕」には、p.226~236「2.3.6 中国仏教」に中国仏教の歴史と特色についての解説と、p.251~259「2.4.2 中国」に中国への仏教の初伝から変容についての解説があります。それぞれの解説の最後には「参考文献」が掲載されています。
・『宗教の世界史 4 仏教の歴史 2 東アジア』末木文美士編 山川出版社 2018
序章によれば、本書は「東アジア仏教のなかでも(中略)中国・朝鮮・日本を中心に(中略)同時代の動向をまとめて並行的に叙述」したものです。4章からなり「第1章 仏教の伝来と普及」から「第4章 グローバル化への抵抗と適応」まで、各時代の仏教の動向が論述されています。巻末に附録として参考文献が掲載されています。
・『中国仏教研究入門』岡部和雄 田中良昭編 大蔵出版 2006
「はしがき」に「本書は中国仏教を学ぶ人びとへの研究ガイドブックとしてつくられた」とあります。「総論」と「各論」という構成となっており、p.5「本書Ⅱの「各論」では①漢・魏・両晋時代、②南北朝時代、③隋・唐時代、④宋・遼・金時代、⑤元・明・清時代という具合に王朝興亡の区分に従い仏教史も5つに区分して扱った」とあります。
・『仏教史研究ハンドブック』佛教史学会編 法藏館 2017
本書は仏教史の「初学者」を対象とした研究ハンドブックです。「第2部 中国、朝鮮半島」にp.76~123「第1章 中国」があり、「総説」によると「第1節では仏教の伝来とその後の展開について取り上げる」とあります。
・『新アジア仏教史 06 中国1 南北朝 仏教の東伝と受容』沖本克己編 佼成出版社 2010
「序」によれば「本巻は(中略)仏教が中国に伝来してから、六世紀後半の隋による南北の統一までの時代を扱う。副題の「仏教の東伝と受容」とは、仏教が中国に伝来してから徐々に中国社会に浸透し、隋唐時代に中国化を果たした諸宗派を成立させるまでに、中国人が仏教を学び、中国人の実存に血肉化していく過程」とのことです。巻末に「年表/参考文献」が掲載されています。
・『定本中国仏教史 1』任継愈編 柏書房 1992
五章からなり、仏教伝来以前の中国の宗教的状況から仏教の中国への伝来、後漢・三国時代の仏教について記述されています。巻末に「中国仏教史年表(秦・漢・三国)」が掲載されています。
・『仏教の中国伝来』エ-リク・チュルヒャ-著 せりか書房 1995
「日本語版への序文」に「本書は中国仏教の「形成期」を描こうとしたもので、その年代は紀元一世紀より五世紀前半までとした」とあります。巻末に「原注」「文献目録」等が掲載されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏教 (180)
- 参考資料
- キーワード
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- 仏教
- 中国
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000293099