レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月13日
- 登録日時
- 2021/01/14 09:43
- 更新日時
- 2021/01/14 10:41
- 管理番号
- 京歴-529
- 質問
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解決
日本画家の「菊池芳文(きくち・ほうぶん)」、「竹内栖鳳(たけうち・せいほう)」、「都路華香(つじ・かこう)」が含まれる「○○四天王」があったと思うが、あと一人が誰だったか知りたい。
- 回答
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質問者の言う日本画家の四天王とは、『名数人名事典』(①)のp.183によると、京都の幸野楳嶺(こうの・ばいれい)の門下で特に名が知られた「楳嶺門下四天王」のことである。菊池芳文、竹内栖鳳、都路華香と、あとの一人は「谷口香嶠(たにぐち・こうきょう)」である。
『幸野楳嶺とその流派:京都画壇巨匠の系譜』(②)p.87に、菊池芳文、竹内栖鳳、都路華香、谷口香嶠が楳嶺門下四天王と呼ばれていたことが書かれている。
p.8には「楳門の四天王」という表記も見られる。
『近代日本美術事典』pp.116-117「菊池芳文」の項、p.229「都路華香」の項にも、上記の4人が幸野楳嶺門下の四天王であったことが書かれている。
- 回答プロセス
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「○○四天王」などは『名数人名事典』(①)に載っていたはずと思い、調べた。人名索引に「菊池芳文」が記載されていたので、該当ページを確認した。
幸野楳嶺の資料『幸野楳嶺とその流派:京都画壇巨匠の系譜』(②)から、楳嶺門下四天王について調べた。
『近代日本美術事典』(③)の菊池芳文の項等からも確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本画 (721)
- 参考資料
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- ①『名数人名事典』日外アソシエーツ株式会社編集 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売) 2000 (当館請求記号:||281.033||N71||)
- ②『幸野楳嶺とその流派:京都画壇巨匠の系譜』幸野楳嶺[ほか画] 滋賀県立近代美術館編集 京都新聞社編集 滋賀県立近代美術館 1990 (当館請求記号:K1||721.9||Sh27||)
- ③『近代日本美術事典』講談社 1989 (当館請求記号:||703.3||Ki42||)
- キーワード
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- 楳嶺門下四天王
- 幸野楳嶺
- 菊池芳文
- 竹内栖鳳
- 都路華香
- 谷口香嶠
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000292336