レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/8/27
- 登録日時
- 2020/12/19 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:41
- 管理番号
- M20101514410753
- 質問
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1945年に倉敷市が米軍の爆撃目標となっていたというリスト、資料があるらしいが、見てみたい。
- 回答
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資料①『空襲の史料学』によると、米軍の情報部により1945年8月8日に倉敷都市工業地域に対する「目標情報票」が作られ、その訳文全文が紹介されている。また、米陸軍航空軍司令部A-3(作戦・訓練部局)が1945年7月21日に提出した「(秘)小工業都市地域への攻撃」には、日本全国の180都市を人口の観点から攻撃対象とした表があり、岡山県内では岡山市(No.31)、津山市(No.127)、玉野市(No.142)、倉敷市(No.159)となっていることも紹介されている。
なお、米軍資料はピースおおさか所蔵となっている。
資料②『OKAYAMA6・29米軍資料の中の岡山空襲』、資料③『B29 64都市を焼く』には「中小工業都市地域への攻撃(Attacks on Small Urban Industrial Areas)」にある全国180都市が全て紹介されている。
資料④「ウォーナー伝説批判」には、爆撃目標の180都市を設定している資料として「Attacks on Small Urban Industrial Areas」を紹介している。なお、所蔵は大阪国際平和センターとなっている。
※資料により「小工業都市地域」、「中小工業都市地域」となっているのは翻訳の違いによるものと考えられる。
※ピースおおさかは、大阪国際平和センターの通称。
資料⑤「なぜ倉敷は空襲を免れたか?」には「目標情報票」を写真で掲載している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 国防.軍事 (390 9版)
- 参考資料
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資料① 日笠俊男『空襲の史料学』岡山 大学教育出版,2008,129p,参照はp.81-89.
資料② 工藤洋三『OKAYAMA6・29米軍資料の中の岡山空襲』岡山 手帖舎,1996,46p,参照はp.22-25.
資料③ 奥住喜重『B29 64都市を焼く』 揺籃社,2006,173p,参照はp.103-105.
資料④ 吉田守男「ウォーナー伝説批判」『日本史研究』第383号,1994,参照はp.30-32.
資料⑤ Yutaka Akahoshi「なぜ倉敷は空襲を免れたか?」『Krash Japan』第6号,2008,参照はp.20-25.
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資料① 日笠俊男『空襲の史料学』岡山 大学教育出版,2008,129p,参照はp.81-89.
- キーワード
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- 空襲
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2020101514420110753
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000290985