レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/11/25
- 登録日時
- 2020/12/13 00:30
- 更新日時
- 2020/12/13 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-200070
- 質問
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解決
くりこま高原駅について調べている。開業に関する下記の事項が知りたい。
(1)開業日(2)請願者(3)費用(4)開業費用の負担者(5)設置するまでに起きた特筆すべき事項
- 回答
-
下記の資料に記述がありました。(【 】内は当館の請求記号)
資料1 宮城県栗原地方町村会編『東北新幹線くりこま高原駅小史』宮城県栗原地方町村会, 1991【K686/ミ6】
1 開業日
「東北新幹線くりこま高原駅開業」-「『くりこま高原駅』が開業」の項
p.112「平成2年3月10日,圏域10余年の熱望が実り,東北新幹線『くりこま高原駅』が開業。(後略)」
2 請願者
「新駅誘致運動開始」-「東北新幹線『築館駅』誘致期成同盟会結成」の項
p.9「昭和54年7月10日,長谷川峻代議士が高木国鉄総裁に,東北新幹線が通過する宮城県北部築館町に新駅の設置を陳情。(中略)築館町関係機関及び諸団体の代表者らが,東北新幹線『築館町』誘致期成同盟会設立準備会を開催。」
「東北新幹線停車駅誘致促進期成同盟会発足」の項
p.13「(前略)昭和55年1月14日,栗原,登米,本吉,3地方町村会長及び3地方町村議長会長の連名により,東北新幹線停車駅誘致促進期成同盟会の設立総会を県築館合同庁舎に於て開催。(後略)」
p.17「東北新幹線停車駅誘致促進経済人期成同盟会発足」の項
「(前略)昭和55年4月12日,宮城県北1市23町村及び秋田県1市3町村の商工会を以て構成する東北新幹線停車駅誘致促進期成同盟に於いて聞かれ,(中略)強力な誘致運動を展開することを決定。」
3 費用
「新駅建設のための財政計画」-「東北新幹線くりこま高原駅設置事業計画書 全体事業計画」の項
p.131「総事業費 合計 3,064,635」(単位:千円)
4 開業費用の負担者
「新駅建設のための財政計画」-「事業費の財源内訳」の項
p.131に財源内訳として「県補助金」「圏域外市町負担金」「指定寄附金」「栗原郡内町村負担額(地方債・事業団寄附金・一般財源・振興資金)」の項目があります。
5 設置するまでに起きた特筆すべき事項
(1)駅の予定地について
「新駅誘致運動開始」-「仮称駅名『栗原登米駅』に決定新たな誘致運動が始まる」の項
p.19「昭和56年6月8日(中略)築館町内に誘致する新駅予定地は,地形的条件から不可能となったため,築館町で組織した『築館駅』誘致期成同盟会は,7月に発展的解散となる。このころから国道398号線と新幹線が交差する,志波姫町新熊谷地内が有望となる。」
(2)駅名について
「新駅誘致運動開始」-「仮称駅名『栗原登米駅』に決定新たな誘致運動が始まる」の項
p.19「昭和56年6月8日(中略)築館町の新駅予定地は勾配上の難点があるため,志波姫町新熊谷地内が可能であろうということで,陳情を行うときの仮称駅名を今後『栗原登米駅』とする旨提案され,全会一致で決定。(後略)」
「着工・駅名は『くりこま高原駅』」-「新駅開業へ向けて,駅名公募」の項
p.103「平成元年8月18日,(中略)駅名の公募結果を検討,『栗原登米,奥宮城,三陸栗駒登米,スワン,伊豆沼』の5案を地元希望としてJR東日本地域本社に提示することを決定。(後略)」
「着工・駅名は『くりこま高原駅』」-「新駅名『くりこま高原』駅に決定 開業は平成2年3月」の項
p.105「平成元年10月16日,(中略)新駅名は『くりこま高原』駅,開業は平成2年3月10日と決定された旨報告を受ける。これにより18日,期成同盟会緊急役員会(市町村長)を若柳町において開催し,新駅名について協議。また20日には,期成同盟会臨時総会を若柳町において開催し,(中略)新駅名はJR東日本決定の『くりこま高原』駅とすることを了承した。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 鉄道運輸 (686 9版)
- 参考資料
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- 宮城県栗原地方町村会/編. 東北新幹線くりこま高原駅小史. 宮城県栗原地方町村会, 1991【K686/ミ6】:
- キーワード
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- 栗原市
- 東北新幹線
- 請願駅
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000290628