レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年08月23日
- 登録日時
- 2020/12/02 16:09
- 更新日時
- 2021/02/15 14:51
- 管理番号
- 中央-1-0021424
- 質問
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未解決
司馬遼太郎の作品で、江戸時代のどこかの藩主の息子が教育係から「物事の良し悪しを比較分析できるのは賢い人間。それがわかった上で物事を決断できるのがリーダー。」というようなことを言われるシーンが出てくる作品の名前が知りたい。
- 回答
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司馬遼太郎の作品のうち、藩主や藩主の息子が登場する作品や、リーダー論に関わる表現が出てくるものを探したが、該当する作品は見つからなかった。
参考までに、表現が近いものとして以下の作品を紹介した。
・『花神』司馬遼太郎/著 新潮社 1993年
・『世に棲む日日 1~3』司馬遼太郎/著 文芸春秋 1980年
- 回答プロセス
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・『花神』司馬遼太郎/著 新潮社 1993年
長州藩の村医者の息子として生まれながら蘭学・洋学・兵学などを学び、新政府軍を率いて戊辰戦争を勝利に導いた大村益次郎の生涯を描いた作品である。以下、大村益次郎(村田蔵六)の台詞。
「物を考えるときには、モロモロの事物や事象の中から本質を抽出し、それを記号として抽象化して考えると大変便利がよろしい」
・『世に棲む日日 1~3』司馬遼太郎/著 文芸春秋 1980年
幕末初期の長州藩士の思想家吉田松陰と、馬関戦争や長州征伐において活躍した倒幕の志士高杉晋作を描いた作品である。以下、吉田松陰の台詞。
「人には得手と不得手がある。英雄にも愚者にもそれがある。それを見ぬいて人の得手を用いるがよい」
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 司馬遼太郎
- 物語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000290226