レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年03月25日
- 登録日時
- 2020/04/23 15:48
- 更新日時
- 2020/07/02 14:01
- 管理番号
- 広県図2019211
- 質問
-
解決
菅茶山(かんちゃざん)の漢詩集である黄葉夕陽邨舎詩(こうようせきようとんしゃし)の序文を現代語に通釈した論文があるか。
- 回答
-
当館で所蔵している関連資料を調査しましたが,菅茶山の漢詩集である黄葉夕陽邨舎詩の序文を現代語に通釈した論文は見付かりませんでした。今回調査した資料は次のとおりです。
『茶山黄葉夕陽村舎詩』桑田豊/著,桑田建彦,1982【H94/Ka43-5】
p.1-13 緒言
p.3-5 黄葉夕陽村舎詩集序並に跋文について
p.4-5に「小原業夫の序に次の如く記してある。」として,序文の書き下し文が掲載されています。現代語訳や解釈については掲載されていません。
『詩集日本漢詩 第9巻』富士川英郎/〔ほか〕編,汲古書院,1985【919/88フ/9】
p.4-7 内容その他
p.4-5 「『黄葉夕陽村舎詩』巻一の巻頭には、小原業夫の序と(略)、小原業夫は名を正修、字を業夫と言い、梅坡と号した。通称は大之助である。岡山の人。備前藩の世臣で、(略)」
この他,序文を含む本文も掲載されていますが,原文のみです。
『黄葉夕陽村舎詩 前編1』菅茶山/著,嵩山堂【H94/Ka43/1-1】
[ページ付けなし]「刻黄葉夕陽村舎詩序」
序文の原文は掲載されていますが,通釈はありません。
このほか,次の資料も確認しましたが,関連する記述は見付かりませんでした。
『茶山詩五百首:黄葉夕陽村舎詩抄解』島谷真三,北川勇/著,児島書店,1975【H94/Ka43-4ア】
『菅茶山とその時代』小財陽平/著,新典社,2015【H948/カンチ115ア】
『近世文藝』87巻(2008),日本近世文学会
p.77-90 「『黄葉夕陽村舎詩』前編巻一の編纂事情―「忌諱に触れる」作品をめぐって―」小財陽平
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kinseibungei/87/0/87_77/_article/-char/ja/ (最終確認日:令和2年3月28日)
『広島県立歴史博物館研究紀要 第14号』広島県立歴史博物館/編集,広島県立歴史博物館,2012【H20.52/ケレキ2/V.14ア】
p.1-45 「「黄葉夕陽村舎詩」前篇(草稿本)訳注(2)」森野繁夫,西原千代,先坊幸子
p.1 「前回は『黄葉夕陽村舎詩』草稿本巻一の1「雑詩」から30「売花声」まで三十篇を収めたが、この度は31「霖後」から75「遊松本達夫別業二首」までの四十五篇を収めた。」
前号の第13号は当館欠号のため内容を確認することができませんでしたが,発行元である広島県立歴史博物館に問合せたところ,序文は掲載されていないとのことでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 漢詩文.日本漢文学 (919 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 菅茶山
- 黄葉夕陽邨舎詩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000280966