レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/12/15
- 登録日時
- 2020/03/25 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19121215508386
- 質問
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貴族院は世襲なのか
- 回答
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①『青票白票』の中の昭和9年2月20日第8號の記事には、「又世襲的貴院廢止は國王の大權の侵害だと云ふものがある。然し、かう云う貴院の廢止が直ちに世襲的貴院の廢止となるわけではない。立法的事務が必ずしも世襲貴院の存在に對して根本的のものではない。國王は貴族創造の大權を保有するであらう。」との記述がある。
②『佐佐木行忠と貴族院改革』には、佐佐木行忠の手記として、「在学中満二十五歳に達したので、貴族院令によって大正七年七月二十五日貴族院議員に就職した。公侯爵は世襲議員であるためである。」また、「時期は忘れたが加藤首相から面会を求められて、公侯爵の世襲制度は存在する案だが、どこからか世間に洩れたので、各個に賛否を問ふ事にする。」との記述がある。
③『貴族院と華族』には、貴族院の成立の章に、「貴族院議員は人民の投票や政府の任命で決められるのではなく、華族といういわば一つの門地から出てきているのであるから、従って、政府も人民も自由にできない。」との記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 議会 (314 9版)
- 参考資料
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①尚友倶楽部『青票白票』 柏書房,1991,664p. 参照はp.52.
②尚友倶楽部『佐佐木行忠と貴族院改革』 芙蓉書房出版,1995,449p. 参照はp.13-39.
③霞会館『貴族院と華族』 霞会館,1988,743p. 参照はp.48.
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①尚友倶楽部『青票白票』 柏書房,1991,664p. 参照はp.52.
- キーワード
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- 貴族院
- 世襲
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019121215595208386
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000276574