レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/16
- 登録日時
- 2020/01/24 00:30
- 更新日時
- 2020/01/24 00:30
- 管理番号
- 6001041392
- 質問
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解決
比叡山にペッツォルトという人の墓があり、今度グループで比叡山を散策する際に簡単に説明をしたい。このペッツォルトという人物について書かれた資料はないか。
- 回答
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散策中の説明用に、どのような人か簡潔にまとめられた資料があれば、という希望だったため、滋賀県や比叡山関係のガイドブック等を調査したが、次のような記述しか見つからなかった。
・『比叡山1000年の道を歩く』(竹内康之/著 ナカニシヤ出版 2006.11)
「裳立山」の項目(p47-48)
p47「…ケーブル裳立山駅近くの小ピークには、ツガの木に囲まれてBruno Petzold権大僧正(ドイツ人)の墓がある。…」
どういった業績がある人物か等、もう少し詳しく知りたいということで、学術論文も含めてさらに調査したところ、次の論文が見つかり、それを紹介。
墓は、ドイツ人の仏教研究者・ブルーノ・ペツォルトと、ピアニスト、声楽家であり東京音楽学校で教師を務めた妻、ハンカ・ペツォルトのもの。
・小嶋昭道「Portfolio 社会と文化 日本文化を高く評価し世界交流に努めたドイツ人ペツォルト夫妻を偲ぶ」『アリーナ』6 (中部大学国際人間学研究所/編 中部大学国際人間学研究所2009.3)p337-343
p338-339にかけて、1ページ程度で「ペツォルト夫妻の生涯と事績」がまとめられており、わかりやすい。p340にはブルーノ・ペツォルトの写真もあり。
・西村千惠子「裳立山に眠るドイツ人の夢」『独逸文学』51(2007.3.9) p263-274
この論文は関西学院大学学術リポジトリで一般公開されている。(2019/11/22現在)
http://hdl.handle.net/10112/12907
この論文では「ペッツォルト」と表記。p266-277に夫妻についての簡潔な説明、p267に墓の写真(全体と墓碑銘部分の2枚)あり。
その他、次の文献がある(当館未所蔵のため内容は未確認)。
(図書)
・『比叡山に魅せられたドイツ人』(ペツォルト夫妻を記念する会/編 [ペツォルト夫妻を記念する会] 2008.4)
天台宗を研究し、比叡山ろくに墓がある、ドイツ人ブルーノ・ペツォルトと妻ハンカの生涯や業績をまとめた本。肖像、年譜、文献、著作目録あり。
(論文)
・小林ひかり「比叡山に建つペツォルト夫妻の供養塔」『ペツォルトの世界』2(ペツォルト夫妻を記念する会 2010.2)p35
[事例作成日:2019年11月22日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
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- 比叡山1000年の道を歩く 竹内/康之∥著 ナカニシヤ出版 2006.11 (47)
- アリーナ 第6号(2009) 中部大学国際人間学研究所∥編 中部大学国際人間学研究所 2009.3 (337-343)
- http://hdl.handle.net/10112/12907 (関西学院大学学術リポジトリ 西村千惠子「裳立山に眠るドイツ人の夢」(2019/11/22現在))
- キーワード
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- 天台宗(テンダイシュウ)
- 墓碑(ボヒ)
- 仏教研究(ブッキョウケンキュウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000272895