レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年12月10日
- 登録日時
- 2020/01/15 16:34
- 更新日時
- 2020/01/19 12:58
- 管理番号
- 相橋-R1-030
- 質問
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解決
「延寿」という刀鍛冶について書かれたものが見たい。
- 回答
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①の記事を見てもらったところ、「延寿」が刀の派の名前だということに間違いないだろうとのことだった。
その後②に「延寿」という項があり、刀鍛冶の名が「国村」らと判明。
③④⑤を提供した。
- 回答プロセス
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検索エンジンGoogle(http://www.google.co.jp/ 2019/12/10 最終確認)でキーワード“延寿 刀”で検索した結果、次の記事が見つかった。
①「延寿派・南朝方についた刀工集団 延寿派 来派から分かれた一派 国村が代表工」(https://kougetsudo.info/enjuha/ 2019/12/10 最終確認) 刀剣・日本刀・刀買取専門店のホームページより。これにより、「延寿」の読みが「えんじゅ」と判明した。
②『図解日本刀事典 刀・拵から刀工・名刀まで刀剣用語徹底網羅!!』歴史群像編集部/編 学習研究社 2006(自館請求記号:R756)
第7章『刀工と鐔工』に
p139『延寿 えんじゅ 鎌倉時代末期~南北朝時代。肥後国。来國行の孫と伝えられる國村が肥後国菊池に移住して隆盛した。國資(くにすけ)、國時、國泰などがいる。』
p150『國村 くにむら 鎌倉時代後期 肥後国 「國村」。 延壽太郎國村。延壽派の祖。』とある。
③『日本刀事典 普及新版』得能 一男/著 光芸出版 2003 (自館請求記号:R756)
p173 『国村 肥後-正和 「国村」延寿太郎 大和系の弘村(来国行の娘婿)の子で、元応頃に肥後菊地に移り延寿鍛冶の始祖となる。』とある。
④『日本刀工刀銘大鑑』 飯田 一雄/著 京都 淡交社 2016 (自館請求記号:R756)
p277-p278『国村 くにむら 肥後国 鎌倉末期(正和) 延寿太郎。延寿派の祖。』とある。
また『付録:主要刀工系図・作刀年代表 古刀編』に、p894に延寿國村系図があった。(『校正古刀銘鑑』)(『元亀本刀剣目利書』)
⑤『大名家・著名家刀剣目録』福永 酔剣/著 雄山閣出版 2000 (自館請求記号:R756)
『著名家刀剣目録』の章『刀匠栗原彦三郎家刀剣目録』の項、
p227「一四二 重要美術品 拵付刀 延寿国村 二尺二寸四分(約67.6cm)(図91) 拵 鉄蔦唐草象堪嵌、惣金具、目貫二双桐。伊東伯爵家伝来。「図91 重要美術品 延寿国村」
- 事前調査事項
- NDC
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- 金工芸 (756)
- 参考資料
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- 『図解日本刀事典 刀・拵から刀工・名刀まで刀剣用語徹底網羅!!』歴史群像編集部/編 学習研究社 2006
- 『日本刀事典 普及新版』得能 一男/著 光芸出版 2003
- 『日本刀工刀銘大鑑』 飯田 一雄/著 京都 淡交社 2016
- 『大名家・著名家刀剣目録』福永 酔剣/著 雄山閣出版 2000
- キーワード
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- 延寿
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000272581