レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20191219
- 登録日時
- 2019/12/20 00:30
- 更新日時
- 2019/12/20 00:30
- 管理番号
- 福郷-101
- 質問
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解決
青木繁が歌に詠んでいる「白日別」では、筑紫国が白日別と言われているらしい。
この「白日別」の由来は何か。
- 回答
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参考資料1-5を確認し、下記を案内した。
◆青木繁の「白日別」の歌について
「わが国は 筑紫の国や 白日別 母います国 櫨多き国」
この歌は青木繁の第二歌集『村雨集』の末尾の歌である。
◆白日別(しらひわけ)について
・『古事記』(上巻)に由来する言葉。島々の生成の段にある。筑紫の古称と言われている。
イザナキノミコトとイザナミノミコトの二神が協力して次々に島や国を生んでいく。
そのひとつである筑紫島には四つの顔を持っている。その一つが白日別とされる。
・シラヒは太陽の意味。ワケは男子の尊称ではないか。太陽の神格化。
- 回答プロセス
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当館OPACにて「白日別」を所蔵検索したところ、雑誌記事としてヒットした参考資料1小城文子「『白日別』小考」『歌誌 筑後川』 第二巻第5号(1988.9.10)を確認し、これを参考とした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 歌誌 筑後川 1988.9.10 筑後川短歌会 M/KL/1748 p.11
- 2 福岡県の文学碑 近・現代編 大石 実/編著 海鳥社 2005.9 K902//フ p.33-41
- 3 新編日本古典文学全集 1 小学館 1997.6 918//7-1 p.35
- 4 日本古典文学大系 1 岩波書店 1978 910/8/13 p.57
- 5 古事記事典 尾畑 喜一郎/編 桜楓社 1988.9 210/3R/394 p.118
- キーワード
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- 白日別
- 古事記
- 青木繁
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000270991