レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年08月29日
- 登録日時
- 2019/01/10 14:53
- 更新日時
- 2020/01/07 16:09
- 管理番号
- 島根郷2018-08-003
- 質問
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解決
島根県のことわざで、冬に雪が降る前に雷が鳴るという意味のものがあるか。
- 回答
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当館所蔵資料より、下記の資料を紹介し回答。
資料1:13号p20-23「出雲風土記と雪」(清水兵三)。p22に、江戸時代に書かれた鳥飼汎斉翁の『月令博物筌』という詩歌の歳時記中に雪についての記述があり、「北国に雪降りそめんとする時、必ず雷あり、これを雪起しという(注、出雲地方の俚言-一ツ雷雪起し)」とある。
資料2:p188-189「雪おこし」の項目があり、「冬の雷は、雪の前ぶれの『雪おこし』で、大雪の前ぶれでもある。一つ鳴っただけで終わることもあるので『一発雷』と呼ぶこともある」とされる。
- 回答プロセス
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資料3:文献ごとに出てくる天気(気象)に関することわざをまとめた資料。p12-13に『伝承』第13号(昭和39年4月号)所収の「出雲風土記と雪」に「出雲地方の俚言-一ツ雷雪起し」とあったため、資料1を当たる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388 8版)
- 気象学 (451)
- 参考資料
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【資料1】山陰民俗学会 編 , 山陰民俗学会. 伝承 下巻(第9~16号) 復刻. 国書刊行会, 1981.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I069531851-00 (当館請求記号 郷貸出380/サ/2) -
【資料2】来海徹一 著 , 来海, 徹一, 1923-. 山陰の天気. 富士書店, 1999.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007771778-00 (当館請求記号 郷貸出451/キ99) -
【資料3】遠藤二郎 編 , 遠藤二郎. 島根県天気俚言集. 致遠文庫, 1974.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I069442585-00 , ISBN 4938875187 (当館請求記号 郷貸出452/74)
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【資料1】山陰民俗学会 編 , 山陰民俗学会. 伝承 下巻(第9~16号) 復刻. 国書刊行会, 1981.
- キーワード
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- 雷 かみなり
- 雪 ゆき
- 天気 気象
- ことわざ 諺
- 島根県
- 俚言
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000250006