レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/09/30
- 登録日時
- 2018/10/25 00:30
- 更新日時
- 2018/10/25 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-180050
- 質問
-
解決
前大僧正慈円の詠んだ歌で「いとどしく我は恨みぞ重ねつる誰まつ島のあまのもしほ火」が載っている歌集の名前と歌の意味が知りたい。
- 回答
-
以下の資料に記載がありました。※【 】内は当館請求記号です。
資料1 「新編国歌大観」編集委員会 編『新編国歌大観 第4巻 [1]』角川書店, 1986【911.1/コ4/4-1R】
p.305「正治初年度百首」の「恋」の項
六七八番に該当の歌「いとどしく我は恨ぞかさねつるたれまつしまのあまのもしほ火」の記載があります。
資料2 久保田淳 監修『和歌文学大系 49』明治書院, 2016【911.1/ワカ976/49】
p.462「正治二年院初度百首」の項
「『正治二年院初度百首』は正治二年(一二〇〇),既に二年前皇子の土御門天皇に譲位して院政の主となった後鳥羽上皇が皇親や廷臣・宮廷女房らに詠進させ,自身も詠じた応制百首である。(中略)院はこの年に二度百首和歌を主催しているので,初めのものを「初度百首」,そのつぎのものを「第二度百首」を呼んで区別している。」
p.120「慈円」の「恋」項「678 いとゞ敷我は恨みぞ重ねつる誰松島の蜑の藻塩火」の解説部分
「私はますます恨みが募っている。松島の海人は誰を待って藻塩火を焚いているのだろう」
資料3 石川一『慈円和歌論考』笠間書院, 1998【911.14/シエ982】
p.283「第一節 『正治二年初度百首』」の項
「いとどしく我は恨ぞかさねつるたれまつしまのあまのもしほ火(六七八)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 慈円(ジエン)
- 天台宗
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 図書館
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000244378