レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年09月24日
- 登録日時
- 2018/09/26 12:50
- 更新日時
- 2018/12/06 17:34
- 管理番号
- 北九2018中央040
- 質問
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解決
小倉の「石の橋」は、明治時代にはあったのでしょうか。あったとしたら、いつ架けられたのでしょうか。
- 回答
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『紫川マイタウン・マイリバー物語』P167に、『市民のプラザ・石の橋「勝山橋」』の項目があり、「石の橋」は「勝山橋」であることがわかります。同書P170に、「現在の勝山橋は、路面電車を通すため明治四十三年に架けられた」との記載がありました。
『川が変えたまち 紫川マイタウン・マイリバー』P224に、勝山橋について「この橋は明治四十三年路面電車を通すために架けられた。」との記載がありました。
『北九州市史 近代・現代 産業経済1』北九州市史編さん委員会編/北九州市(1991)に九州電気軌道会社による電車開通の記事があり、P388に「四十三年上半期には、軌道の国道工事はすべて竣工し、十月からは軌道敷設工事に着手した。勝山橋が架設され、軌道が敷設された」との記載がありました。
- 回答プロセス
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『西日本鉄道七十年史』西日本鉄道編/西日本鉄道(1978)、『西日本鉄道百年史』西日本鉄道株式会社100年史編纂委員会/西日本鉄道(2008)には勝山橋の設置に関する記載がありませんでした。
勝山橋は紫川に架けられた橋の一つであるため、「紫川マイタウン・マイリバー」で自館検索したところ上記2点がヒットしました。
この情報の根拠について確認するため、『北九州市史 総目次・総索引』を調べましたが、項目に「勝山橋」はなかったため、『北九州市史 近代・現代 産業経済1』を直接調べたところ、西日本鉄道の前身の一つである会社に関する記述として「九州電気軌道会社の成立」という項目があり、内容を確認したところ記載がありました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生工学.都市工学 (518 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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北九州市建設局紫川周辺開発室 編 , 北九州市. 紫川マイタウン・マイリバー物語 : 北九州市の新しい挑戦. 北九州市, 1996.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I053956600-00 -
市川喜男 著 , 市川, 喜男, 1931-. 川が変えたまち : 紫川マイタウン・マイリバー. 北九州市芸術文化振興財団, 2008.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009302228-00 , ISBN 9784990324919 -
北九州市史編さん委員会 編 , 北九州市. 北九州市史 近代・現代 産業経済 1. 北九州市, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002174587-00
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北九州市建設局紫川周辺開発室 編 , 北九州市. 紫川マイタウン・マイリバー物語 : 北九州市の新しい挑戦. 北九州市, 1996.
- キーワード
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- 紫川マイタウン・マイリバー
- 勝山橋
- 石の橋
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000242937