レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年06月01日
- 登録日時
- 2018/09/01 12:17
- 更新日時
- 2018/09/01 12:17
- 管理番号
- 市川20180601-03
- 質問
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解決
『Killers of the Flower Moon』の翻訳本の邦題『花殺し月の殺人』は、「殺し」と「殺人」の二つが入っているのが奇妙に感じるが、理由があるのか。
- 回答
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『花殺し月の殺人:インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』(デイヴィッド・グラン/著 倉田真木/訳 早川書房 2018)は『Killers of the Flower Moon:The Osage Murders and the Birth of the FBI』の翻訳本。
早川書房のホームページの同書の解説には、「先住民オセージ族が「花殺しの月の頃」と呼ぶ5月のある夜に起きた2件の殺人。」とある。
「Flower Moon」は、シアトルの日本語サイト・ジャングルシティ(https://www.junglecity.com/ 2018.8.15確認)によると、5月の満月(花が咲く頃)のことで、今アメリカで使われている満月の名前は、現在の米国の東部と北部に住んでいたネイティブ・アメリカンによる呼び名にちなんでつけられたとのこと。
「American Indian net」の「Indian Moons, Days & Other Calendar Stuff」内の「MOON NAMES」(http://americanindian.net/moons.html 2018.7.8確認)には、「Osage:MAY- MOON WHEN THE LITTLE FLOWERS DIE」と記述があり、直訳すると「オセージ族:5月-小さな花々が死ぬときの月」。一般的な「Flower Moon」の意味に、オセージ族の「花が死ぬ月」の意味を付加して「花殺しの月の殺人」としたのではないか。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- アメリカ合衆国 (253 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000241762