レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/4/20
- 登録日時
- 2018/08/05 12:01
- 更新日時
- 2019/01/06 09:33
- 管理番号
- 島根参2018-04-003
- 質問
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解決
1970年代に、東京で、ミケランジェロの彫刻のレプリカの展覧会があったと記憶している。大理石で造られた「ピエタ」、「モーゼ」、「ダビデ」の三体で、それぞれ展覧会の後に引取先が決まったはずだが、ダビデ像は現在どこにあるのか知りたい。
- 回答
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朝日新聞記事データベース『聞蔵Ⅱ』で調査。掲載年1970~1980、kw「ミケランジェロ」で検索したところ、以下の記事がヒットした。
【昭和45(1970年)9月3日 7面 点描 ミケランジェロ彫刻館が店開き】
十日から東京・赤坂二丁目に『ミケランジェロ彫刻館』(三井銀行旧赤坂支店を改造)が店開きする。ミケランジェロの三代傑作「ダビデ」「ビエタ」「モーゼ」を、イタリア国立ルッカ美術大学リド・ボベッキ教授の模刻によってみせようというもの。日本文化財団その他の企画だが、ミケランジェロの彫刻といえば、国外持出し厳禁の“超国宝”。一九七五年のミケランジェロ生誕五百年までに、ルネサンス期におけるこの巨匠の仕事を日本にもっと理解してもらおうと、巨匠とゆかりの深いフィレンツェ市も企画実現に骨を折った。・・・(中略)・・・中でも「ダビデ」は高さ五・二メートル、重さ七トン。大理石彫刻としては世界最大級の大きさ。それだけに置く場所、地下室のある美術館などでは荷重に耐えきれず、来年三月末に東京での公開が終わったあと、予定している京都、名古屋などの会場選びに主催者は頭を痛めている。
「ミケランジェロ」「ダビデ」「ボベッキ」をキーワードにgoogle検索したところ、滋賀県、希望が丘文化公園の公式ブログがヒット。
以下の記述によると、ダビデ像は希望ヶ丘文化公園内の『青年の城』に設置されている。
【希望が丘文化公園公式ブログ】 2011年10月19日 『青年のシンボル ダビデ像』
http://kibougaokabunkakouen.shiga-saku.net/e694411.html(最終確認2019/9/27)
このミケランジェロのダビデ像は、昭和47年(1972年)青年の城にやってきました。ミケランジェロ生誕500年記念事業の一環として、イタリアで製作されたものです。作品は500年の昔と同じイタリア・カテーラの山から、三度にわたって切り出した巨大な大理石(36トン)をミケランジェロの彫刻法を伝承する最高権威リド・ボベッキ氏(国立ルッカ美術大学教授)が、5年の歳月をかけて模刻されたものです。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 芸術政策.文化財 (709 8版)
- オブジェ (719 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 大理石
- 彫刻
- レプリカ
- 展示
- イタリア
- ルネサンス
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000240191