レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年7月28日
- 登録日時
- 2018/07/27 17:40
- 更新日時
- 2018/11/28 15:53
- 管理番号
- 名古屋市南-2018-001
- 質問
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解決
イオンモール新瑞橋のできる前は何があったのか、土地の変遷を知りたい。
- 回答
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2010年(平成22年)に現在のイオンモール新瑞橋が開業する前は、1914年(大正3年)頃から1943年(昭和18年)2月まで近藤紡績所があり、同年6月から2004年(平成16年)6月まで住友電気工業株式会社名古屋製作所がありました。
- 回答プロセス
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(1)インターネットで『イオンモール新瑞橋』で検索すると、ウィキペディアにて、「2004年(平成16年)6月に閉鎖なった住友電気工業名古屋製作所の跡地の再開発の一環として、ダイヤモンドシティ(2007年にイオンモールに吸収合併)が同年に2007年度に出店する方向交渉を開始した」という内容の記述がありました。
(2)また、『名古屋南部史』のp.1207に「水車町四丁目六十一番地 住友電気工業株式会社名古屋製作所 昭和十四年住友電気工業株式会社と社名変更。十年名古屋製作所建設(元近藤紡績所跡)」とありました。水車町は現在イオンモール新瑞橋のある、菊住の旧町名です。
(3)近藤紡績について調べると、『南区誌』p.214に「南区の主要工場(昭和十七年末)(株)近藤紡績所 呼続町窪五ノ二 大正三年四(事業開始年月)」とありました。呼続町窪も現在イオンモール新瑞橋のある、菊住の旧字名です。また、『愛知郡誌』p.486では「株式会社近藤紡績所 呼続町 大正四年一月(設立年月日)」とありました。
(4)『社史住友電気工業株式会社』p.824-828,1173によると、1943年(昭和18年)2月に近藤紡績所を買収し、同年6月に名古屋製作所が設置されました。
(2)で住友電気工業株式会社名古屋製作所建設が昭和10年とあるのは、(3)(4)の記述により、誤りではないかと推察されます。
- 事前調査事項
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工場があったらしい。
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 中部地方 (215 9版)
- 産業史.事情.物産誌 (602 9版)
- 参考資料
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- ウィキペディア「イオンモール新瑞橋」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%96%B0%E7%91%9E%E6%A9%8B(2018年11月2日最終確認)
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名古屋南部史刊行会/編集. 名古屋南部史. 名古屋南部史刊行会, 1952.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026824892-00 -
愛知郡 編 , 愛知郡 (愛知県). 愛知郡誌. 愛知郡, 1923.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001483529-00 -
名古屋市南区役所/編 , 名古屋市南区役所. 南区誌 : 区制七十年の歩み. 名古屋市南区役所, 1979.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I015411683-00 -
住友電気工業株式会社. 社史住友電気工業株式会社. 住友電気工業, 1961.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001028657-00
- キーワード
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- イオンモール新瑞橋
- 住友電気工業株式会社名古屋製作所
- 近藤紡績所
- 名古屋市南区
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000239649