レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20180322
- 登録日時
- 2018/03/31 00:30
- 更新日時
- 2018/03/31 00:30
- 管理番号
- 福郷-058
- 質問
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解決
文明10(1748)年、大内氏が博多に滞在したときの記録で「正任記」という史料があるが、活字化されたものを見たい。
- 回答
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『七隈史学』第6号p.60-902に、森茂暁「正任記索引」が収録されている。
「正任記」とは、大内氏の家臣相良正任が筑前博多の聖福寺で記した陣中日記である。
1478年(文明10)10月1日から30日にわたる1ヶ月分が現存する。
索引は、『山口県史』資料編中世1(平成8年5月 山口県編集・発行)所収の活字本「正任記」(尊経閣文庫所蔵)に即して作成した総合索引である。
該当資料のp.328-359に史料が掲載されており、口絵に原本の白黒写真がある。
p.13-14の解説では、相良正任(さがらただとう)の「正任記(しょうじんき)」とルビがふられている。
重要な資料なので、自筆とされる尊経閣文庫蔵本より全文を掲載していること、原本の乱丁を正したうえでの翻刻であるという内容の記述がある。
北九州市立自然史・歴史博物館の展示図録『大内文化と北九州』p.33に原本のカラー写真と解説が掲載されている。
- 回答プロセス
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自館システムの所蔵検索をし、登録した記事記事索引に該当記事があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 九州地方 (219 8版)
- 参考資料
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- 1 七隈史学 2005年3月 6号 七隈史学会 M/KC/2426 p.60-102
- 2 山口県史 史料編中世1 山口県/編集 山口県 1996 217/7/S41 p.328-359
- 3 大内文化と北九州 北九州市立自然史・歴史博物館 編集 北九州市立自然史・歴史博物館 2012.1 K209/4/オ p.33
- キーワード
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- 正任記 博多 大内氏
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000233902