レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/06/23
- 登録日時
- 2018/03/29 00:30
- 更新日時
- 2018/03/29 00:30
- 管理番号
- 参調 17-0097
- 質問
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解決
広島原爆病院、あるいはABCCに関する資料はあるか
- 回答
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広島赤十字・原爆病院はウィキペディアによると「原爆に被災し、被爆後の医療拠点の一つとなったという歴史的経緯から原爆医療部門を持ち、原爆症(放射線障害)治療に対してのノウハウを多く持っている。」とのこと。ABCCも原爆に関する施設とのことだったので、検索エンジンで「ABCC」「原爆」をキーワードに調査したところ、ウィキペディアに「原爆傷害調査委員会(げんばくしょうがいちょうさいいんかい、Atomic Bomb Casualty Commission、ABCC):原子爆弾による傷害の実態を詳細に調査記録するために、広島市への原子爆弾投下の直後にアメリカ合衆国が設置した民間機関」とあった。
質問者は「広島原爆病院の前身がABCC」と言っていたが、ウィキペディアの記述によるとABCCは「放射線影響研究所」に改組されている。
質問者が知りたいことは「ABCC」についてであると判断し、当館蔵書検索で「ABCC」「原爆傷害調査」をキーワードに調査したがそれらしいものが見つからず。当館HPのDo-Linksの「内容から本を探す」で大阪市立図書館OPACにたどり着き、フリーワード「ABCC」で検索。45件ヒット。そのうち「原爆」「核」などの言葉が書名に入っているものを選び、道立図書館で所蔵しているものを出納した。
出納した資料は以下の通り
・「少女・十四歳の原爆体験記 」 橋爪文著 高文研 2001.7
・「日本の核開発:1939?1955 原爆から原子力へ」 山崎正勝著 績文堂出版 2011.12
・「ヒロシマ、60年の記憶」 近藤紘子著 リヨン社 2005.6
・「米軍占領下の原爆調査」 笹本征男著 新幹社 1995.10
・「チェルノブイリから広島へ」 広河隆一著 岩波書店 1995.3
・「いまに問うヒバクシャと戦後補償」 グローバルヒバクシャ研究会編 凱風社 2006.10
・「原爆症」 郷地秀夫著 かもがわ出版 2007.5
・「広島原爆医療史」 広島原爆医療史編集委員会編 広島原爆障害対策協議会 1961(これは大阪市OPACでは検索できなかったが、当館蔵書検索中に発見した)
うち、「米国占領下の原爆調査」を借りていかれた。
調査終了後、もう一度当館OPACで「ABCC」をキーワードに検索。「いまに問うヒバクシャと戦後補償」と「井伏鱒二全集別巻2」が検索された。(最初に調査したとき、「いまに問う~」は見落としていた)
「井伏鱒二全集別巻2」の内容を確認したところ、「ABCC」というタイトルの短いエッセイがあった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 基礎医学 (491 7版)
- 参考資料
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- 1 少女・十四歳の原爆体験記 橋爪/文?著 高文研 2001.7 916/HA
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2 日本の核開発:1939?1955 山崎/正勝?著 績文堂出版 2011.12 539.091/NI -
3 ヒロシマ、60年の記憶 近藤/紘子?著 リヨン社 2005.6 319.8/HI -
4 米軍占領下の原爆調査 笹本/征男?著 新幹社 1995.10 369.37/B -
5 チェルノブイリから広島へ 広河/隆一?著 岩波書店 1995.3 J54/C -
6 いまに問うヒバクシャと戦後補償 グローバルヒバクシャ研究会?編 高橋/博子?責任編集 凱風社 2006.10 319.8/I -
7 原爆症 郷地/秀夫?著 かもがわ出版 2007.5 369.37/G -
8 広島原爆医療史 広島原爆医療史編集委員会∥編 広島原爆障害対策協議会 1961 491.6/HI
- キーワード
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- ABCC
- 原爆傷害調査委員会
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000233449