レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年03月02日
- 登録日時
- 2018/03/21 11:23
- 更新日時
- 2018/06/16 14:30
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2018-005
- 質問
-
解決
前畑秀子が受賞した「社会のためにつくした母をたたえるビーナス賞」について、以下のことを知りたい。
(1)いつからいつまでおこなわれたか(2)賞状授与の目的(3)これまでどのような方々に授与されたか
- 回答
-
名古屋タイムズに授賞式の記事が掲載されており、賞の概要について知ることができます。
まとまった資料が見つからなかったため、以下の回答はすべて名古屋タイムズの記事によるものです。
(1)いつからいつまでおこなわれたか
昭和34年(1959年)11月11日、市制70周年記念事業として第1回が行われました。名古屋タイムズ社、東海テレビ放送による共催で名古屋市が後援でした。10名の個人と2団体が表彰されました。毎年11月に行われ、昭和48年(1973年)11月28日の記事で、同日第15回が行われたことを確認しました。第15回の時点では、主催が名古屋タイムズ社と東海テレビ放送、後援は名古屋市、名古屋市教育委員会、名古屋市地域婦人団体連絡協議会となっています。
正確にいつまで続いたかということは不明です。
(2)賞状授与の目的(3)これまでどのような方々に授与されたか
社会事業に貢献した母である女性及び婦人会などの関係団体を表彰するため授与されました。表彰式の後には抽選会や映画鑑賞などのアトラクションもあったようです。昭和45年(1970年)11月8日8面の記事で「ビーナス賞と名画鑑賞会」として一般の観覧募集をしています。
昭和43年(1968年)11月26日8面の記事に「名古屋市制70周年を記念して市内に住む主婦の中から青少年の善導、教育関係への寄与、交通事故防止など社会福祉に功績のあった人たちを毎年表彰しているもので、ことしで十回目。」とあります。
前畑秀子が受賞した昭和39年(1964年)11月11日4面の記事によると特別賞受賞者の代表として小山千鶴子の名前が出ています。小山千鶴子は、名古屋新聞創設者小山松寿の長女ではないかと考えられますが、受賞に関して他の資料による裏付けは取れていません。
- 回答プロセス
-
前畑秀子が受賞した昭和39年(1964年)11月11日前後の新聞を調べると、11月11日の名古屋タイムズに記事が掲載されていました。
11月の名古屋タイムズを調べると、昭和34年(1959年)11月11日5面の記事で第1回が行われたことが分かり、その後第15回まで確認できましたが、いつまで続いたのかは分かりませんでした。
主催者のひとつであった東海テレビ放送の社史『明日をひらく』(東海テレビ放送/編 東海テレビ放送 1968年)、『明日をひらく Part2』(東海テレビ放送社史編纂委員会/[編]東海テレビ放送 1989年)、『東海テレビ放送開局50年史』(東海テレビ放送/編集 東海テレビ放送 2009年)を調べましたが、賞については書かれていませんでした。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367 9版)
- 参考資料
-
- 名古屋タイムズ. 名古屋タイムズ社.
- キーワード
-
- 社会のためにつくした母をたたえるビーナス賞
- 前畑秀子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000232826