レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/01/18
- 登録日時
- 2018/03/17 00:30
- 更新日時
- 2018/03/17 00:30
- 管理番号
- 200738
- 質問
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解決
鎌倉時代、了円寺の近くにお城があったと聞いたが、そのことを知りたい。その城が題材の落語があるらしいが、それは何か知りたい。
- 回答
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旧白根町大嵐に位置していた須沢城のこと。
南北朝の頃、高師冬(こうのもろふゆ)という武将がいて、播磨守、関東官僚の一人として活躍していた。都で高師冬の従兄弟と足利方が対立し、これに巻き込まれ、戦いに破れ、須沢城に落ち延びたが、須沢でも敵方に囲まれた。
この敵方に諏訪五郎長久という人がおり、高師冬が烏帽子親だったため、攻める側の親方に別れを告げ、落城寸前の須沢城に入った。しかし、多勢に無勢で二人は自害に及んだ。
落語は、大月市出身の落語家、林家正雀(しょうじゃく)氏が須沢城の話に材をとり創作した「満天の星」である。
山梨日日新聞縮刷版データベースで「落語」「須沢城」で検索すると記事が見つかった。
- 回答プロセス
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小学生の質問。社会科見学の折に了円寺で聞いたとのこと。
了円寺は南アルプス市飯野新田(旧白根町)にある寺なので、「白根」と「城」で検索すると、『文化と史蹟探訪』がヒットし、須沢城跡の記載があった。
了円寺の方にも確認すると、了円寺の縁起書に須沢城の悲劇が記してあるとのこと。
山梨日日新聞縮刷版データベースで「落語」「須沢城」で検索。
山梨日日新聞2014年1月11日、22面
山梨日日新聞2014年1月13日、16面
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 南アルプス市ふるさと歴史めぐり 第7集
- 図説韮崎・巨摩の歴史
- 西郡史話
- 文化と史蹟探訪
- キーワード
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- 須沢城
- 落語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000232638