レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20170818
- 登録日時
- 2018/03/08 00:30
- 更新日時
- 2018/03/08 00:30
- 管理番号
- 福参-1085
- 質問
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解決
戦国時代の戦では、医者を伴っていたのか。
また、どのような役割を果たしていたのか。
- 回答
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参考資料1 『世界大百科事典 7』
→p.608 「金創医」の記載あり。
「刀剣、矢じりなどの金属製武器によるきりきずを手当てする外科医。(中略)
室町幕府や戦国武将お抱え医師となり、群雄割拠の時流にのって戦国期にますます栄え(省略)」 とある。
参考URL1 「東西の古医書に見られる病と治療-附属図書館の貴重書コレクションより-」(九州大学附属図書館)
(https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/hp_db_f/igaku/exhibitions/2007/exhib2.htm 最終確認 2018.02.04)
→「金瘡医と南蛮流外科」の解説あり。
参考URL2 「日本における金瘡治療の展開」 森田 まゆ、鈴木 達彦/著
(『日本医史学雑誌』 第56巻第3号 2010 p.458-459)(当館未所蔵)
(http://jsmh.umin.jp/journal/56-3/56-3_458-459.pdf 最終確認 2018.02.04)
→「金瘡治療とは戦場で負った傷に対する治療法で、
我が国では応仁の乱を契機に戦国時代から安土桃山時代にかけて発達した。」 とある。
- 回答プロセス
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1.インターネットで検索。(キーワード:戦国時代、合戦、医者)
グーグルブックスのページがヒットし、『戦国時代なるほど事典』(PHP研究所 2001年出版)が見つかるが、当館所蔵なし。
同資料の内容の一部がインターネット上で確認でき、下記の記述が見つかる。
「26 戦場での負傷・被弾はどうやって治療したのか」
「合戦の負傷者を治療する医者の事を金瘡医(きんそうい)といいました。
金瘡医の中には医術を治めた優秀な医者もいたのでしょうが、全く心得のない者たちが「俄か医者」として合戦に従軍するという現象も多発しました。」
2.キーワード 「金瘡医」でインターネット検索。参考URL1と2が見つかる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 参考資料
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- 1 世界大百科事典 7 平凡社 2007.9 031/R/106-7 p.608 金創医
- 1 九州大学附属図書館 「東西の古医書に見られる病と治療-附属図書館の貴重書コレクションより-」 https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/hp_db_f/igaku/exhibitions/2007/exhib2.htm 最終確認 2018.02.04
- 2 日本医史学会 「日本における金瘡治療の展開」 http://jsmh.umin.jp/journal/56-3/56-3_458-459.pdf 最終確認 2018.02.04
- キーワード
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- 戦国時代 医師 医者 医療 金創医 金瘡治療 外科医 刀傷
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000232263