レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年02月09日
- 登録日時
- 2018/02/10 13:51
- 更新日時
- 2018/06/23 16:36
- 管理番号
- honlib-2017-021
- 質問
-
解決
補色の定義について調べている。広辞苑より詳しく説明されているものが良い。
- 回答
-
【資料1】のp.436に記載された定義が詳しい。
この他、【資料2】のp.113-119も記載されている。
- 回答プロセス
-
(当館所蔵の)広辞苑(【資料3】)の説明によると、補色とは
「二つの色を適当な割合で混合した結果、光の場合は白色光、絵の具などの場合は無彩色(灰色)となる時、一方の色を他の色に対していう語。例えば赤と青緑とは互いに補色。余色。」
と定義されていた。
質問者とともに、辞典類を確認。また、当館書架(閉架)の、色彩や配色に関する棚(757.3周辺)を調べた。詳細な説明がある資料は以下の通りだった。
<辞典類>
【資料1】では、補色の項目(p.436)で説明されている。
【資料2】では、
補色について、「色」の項目(p.113-119)で言及されていた。
※「色」の項目:色について、3つのアプローチ(心理学的、物理学的、心理物理的)から説明。
【資料4】
※補色p.238-239
<当館書架、色彩や配色に関する棚(757.3周辺)を調べた結果>
【資料5】
カラーコーディネーターの検定試験向けの資料。カラー図版。
p.146に「補色の関係にある色」が、色度図で説明されている。
【資料6】
カラー図版。
「14. ”色のものさし”の創案者マンセル」の章で、補色について言及あり(p.65)。
***********************************
なお、このプロセス後、【資料1】のp.436に記載された定義に見合うような図(色彩環)が見たい、と要望があった。
色彩や配色に関する棚のブラウジングで発見した【資料7】を紹介したところ、p.151 に掲載された「マンセル体系の100色相環」の図が、質問者のご要望に即していたようだった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- デザイン.装飾美術 (757)
- 芸術.美術 (70)
- 参考資料
-
- 【資料1】日本色彩学会編. 色彩用語事典. 東京大学出版会, 2003. , ISBN 4130611208 (当館請求記号 R757.3||N71, 当館資料番号 110006153)
- 【資料2】佐々木英也監修. オックスフォード西洋美術事典. 講談社, 1989. (当館請求記号 R703.3||O93, 当館資料番号 110003709)
- 【資料3】新村出編. 広辞苑 第5版. 岩波書店, 1998.11-1999.10. , ISBN 4000801139 (当館請求記号 R813.1||Sh49, 当館資料番号 110002536)
- 【資料4】竹内敏雄編. 美学事典 増補版. 弘文堂, 1974. , ISBN 4335850034 (当館請求記号 R701.1||Ta67, 当館資料番号 118001166)
- 【資料5】桜井輝子著. 認定講師が教えるカラーコーディネーター3級テキスト&問題集. 成美堂出版, 2010.3. , ISBN 9784415208480 (当館請求記号 757.3||Sa47, 当館資料番号 110010803)
- 【資料6】北畠耀著. 色彩学貴重書図説 : ニュートン・ゲーテ・シュヴルール・マンセルを中心に. 日本塗料工業会, 2006. , ISBN 4841904158 (当館請求記号 757.3||Ki61, 当館資料番号 119012156)
- 【資料7】北畠耀編. 色彩演出事典. セキスイインテリア, 1990.5. , ISBN 4051048780 (当館請求記号 R757.3||Ki61, 当館資料番号 118001565)
- キーワード
-
- 補色
- 色彩
- 色相環
- 定義
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 定義
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000230315