レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年12月12日
- 登録日時
- 2017/12/12 17:23
- 更新日時
- 2017/12/24 14:21
- 管理番号
- 和図-17-0057
- 質問
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解決
古屋石について知りたい。
- 回答
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『石の俗称辞典』(加藤 碵一/著 愛智出版 2014年)p334に
「古谷石(ふるやいし)
(前略)牟婁町古屋谷秋津川地区一帯に産する中生代白亜紀の黒灰色を呈する石灰質泥岩・石灰質粘板岩・細粒石灰質砂岩・珪質石灰岩などからなる水石、盆石。(中略)古屋石、瓜渓石もこれに属する。」
と記載がある。
また、『和歌山縣田邊町誌』(田邊町誌篇纂委員會/編 多屋孫書店 1971年 昭和5年刊の複製)p1210-1213「古谷石の詩、蓬莱酒の讃、 繩巻鮓の句」に、
「古谷石
古屋石は上芳養村古屋谷から出る。古屋谷から出るので古屋谷石といひ、約して古谷石といふのである
日高郡上南部村西本庄の瓜谷から出るものを瓜谷石といふ
瓜谷を瓜谿と書するは文人の為す所だ、明示末に至って秋津川村谷ノ川にも出ることが知れた。古谷石は硬度四度を有する暗灰色の硅質石灰岩、之に第二次白色石灰岩脈の縦横に通って奇観を呈するもので、時代未詳の中生層中同帯の泥板岩を母岩とし、其中に埋蔵せらるゝレンズ形[大なるは長径三尺短径一尺]又は球形[人頭大乃至拳大]の石灰石塊である。」
と記載がある。
「古谷石」では、次の資料がある。
『熊野雑誌 古谷石』(目良 碧斎/著 多屋長書店 2002年)
『讃石 第2号 南紀熊野体験博記念古谷石大石展』(〔古谷石愛交会〕/〔編〕 〔古谷石愛交会〕1999年)
『野口翁と古谷石 田奈部豆本 第28集』(笠井清/著 多屋孫書店 1986年)
『古谷石瑣談』(鈴木 謙次郎/著 鈴木謙次郎 1962年)
『古谷石の磨き方』(〔出版者不明〕 1935年)
『古谷石 田奈部豆本 第28集』(前野 忠道/著 吉田弥左衛門 1986年)
『古谷石 56年秋の古谷石大展覧会図録』(古谷石愛交会/編 古谷石愛交会 1982年)
『古谷石百年展』(田辺愛石会/〔編〕 田辺愛石会 1969年)
『古谷名石総鑑』(谷本 百穂/共編 樹石社 1969年)
その他、瓜渓石については、次の資料にも記載がある。
『紀の国石ころ散歩』(原田哲朗/〔ほか〕編著 宇治書店 1988年)p161-164「瓜渓(うりだに)石」
『南部町史 通史編 第1巻』(南部町史編さん委員会/編 南部町 1995年)p47-48「瓜谷累層」
『上南部誌』(上南部誌編纂委員会/編 南部川村 1963年)p847-862「瓜谿石」
『瓜溪石 瓜溪石銘石展図鑑』(瓜溪石同好会/編 〔瓜溪石同好会〕 1985年)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000226292