レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年12月04日
- 登録日時
- 2017/12/04 17:39
- 更新日時
- 2017/12/22 09:28
- 管理番号
- 20171204-1
- 質問
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解決
ピアス(耳飾り)の歴史について書かれた資料はありますか。
- 回答
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「ピアス(耳飾り)」とは、耳たぶにつける装身具をいう。もともと耳たぶに穴をあけて飾り輪を通したことから、イヤリング、つまり耳輪の名が生まれた。今日ではネックレスや指輪に次ぐ日常的な装身具として、おもに女性の間で広く愛好されている。耳飾りをつけるには、普通、ピアス式(耳たぶに穴をあけ、穴に通してつける)、クリップ式(クリップで耳たぶを挟む)、ねじ留め式(裏側につけたねじで留める)の三つの方法がある。
コトバンク (日本大百科全書)
https://kotobank.jp/word/%E8%80%B3%E9%A3%BE%E3%82%8A-639668#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 (2017.12.4確認)
以下の資料がみつかった。
【データベース】
「装身具」で検索した。
<歴史>
装身具の多くは衣服に先行するものとされ、原始宗教や呪術(じゅじゅつ)に始まって、しだいに身体装飾として発展したものと考えられる。今日的な装身具の基本の型は、すでにほとんどが先史時代に確立していた。(日本大百科全書)
<民族学からみた装身具>
装身具の大半は、護身用呪具(じゅぐ)として衣服に先行して生まれた。すなわち、古代あるいは原始的社会では、病気、けが、死などの災禍は、悪霊が人体に侵入しておこすものと考え、その防止のため、侵入口とみなされる人体の穴の部分や通路に、侵入阻止の呪具をつけた。耳飾り、鼻飾り、首飾りがそれである。これは、今日的にいえば予防にあたる。(日本大百科全書)
JapanKnowledge Lib(商用データベース)
http://japanknowledge.com/lib/display/?kw=%E8%80%B3%E9%A3%BE%E3%82%8A%E3%80%80%E6%AD%B4%E5%8F%B2&lid=1001000222696 (2017.12.4確認)
・「耳飾り・歴史」と検索した。
<世界>
古代では装飾や呪術(じゅじゅつ)、あるいは地位の象徴として用いられた。『旧約聖書』やギリシア神話のなかにもイヤリングの記述があり、古代エジプトの壁画にはしばしば巨大な耳輪が登場し、発掘品のなかには鉄製のものや、宝石と金銀細工のペンダント型がみられる。
<日本>
古代では装飾や呪術(じゅじゅつ)、あるいは地位の象徴として用いられた。『旧約聖書』やギリシア神話のなかにもイヤリングの記述があり、古代エジプトの壁画にはしばしば巨大な耳輪が登場し、発掘品のなかには鉄製のものや、宝石と金銀細工のペンダント型がみられる
<習俗>
耳たぶは身体のなかでも加工がしやすいため、穴をあけてさまざまな素材、形態の飾りをつける習慣が世界中でみられる。素材には、木、木の実、花、動物の骨や牙(きば)、金属、石などが用いられる。その記号としての意味も、魔除けや呪術的力をもつ、地位や身分を示す、性的魅力を強調するなど多様である。
コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E8%80%B3%E9%A3%BE%E3%82%8A-639668#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 (2017.12.5確認)
【図書】
高山純著 「民族考古学と縄文の耳飾り」 東京 : 同成社, 2010.4, 281p. 本館請求記号210.25 - Ta56, (ものが語る歴史;19), ISBN9784886215031
【文献】
上田 薫 「古墳時代の耳飾り」 『杉野服飾大学・杉野服飾大学短期大学部紀要』 5, 105-110p. 2006, 杉野服飾大学
https://sugino-fc.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=78&item_no=1&page_id=13&block_id=21 (2017.12.5確認)
【Webページ】
「鹿児島県上野原縄文の森」に縄文のくらしや縄文のファッションについての記載があった。
http://www.jomon-no-mori.jp/fashion.htm (2017.12.4確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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高山純 著 , 高山, 純, 1938-. 民族考古学と縄文の耳飾り. 同成社, 2010. (ものが語る歴史 ; 19)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010860494-00 , ISBN 9784886215031
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高山純 著 , 高山, 純, 1938-. 民族考古学と縄文の耳飾り. 同成社, 2010. (ものが語る歴史 ; 19)
- キーワード
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- 耳飾り
- 縄文式文化
- 文化人類学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000225868