レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年05月07日
- 登録日時
- 2017/09/10 14:29
- 更新日時
- 2018/01/24 17:15
- 管理番号
- 埼熊-2017-069
- 質問
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解決
北浦和駅(埼玉県)の開設年月日が昭和22年10月11日であることの裏づけ資料を探している。
- 回答
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下記の資料を紹介した。
『浦和市史 通史編 4』(浦和市総務部行政管理課編 浦和市 2001)
p23に北浦和駅西口についての記述あり。
「昭和二十二年十月、北浦和駅の西口に改札が設けられた。」
「西口改札の工事は、同年四月以来進められており、十月十日に上り・下りホームに架設した橋の渡り初めを行い、十一日の始発から一般乗客の使用を開始した。(『埼玉新聞』昭和22・10・9)」とあり。
「北浦和駅西口十日に渡初め」『埼玉新聞 1947年10月9日 1面』
「去る四月来予算百万円で工事を進行していた北浦和駅西口が愈々完成し、十日午前十時より関係者を招き西口■渡初式を挙行、十一日始発電車から一般乗客の使用を開始することになつた」とあり。
(注)判読不明文字あり。「西口■渡初式」
『北浦和歴史再発見 開館40周年記念北浦和歴史発掘プロジェクト』(さいたま市立北浦和図書館編 さいたま市立北浦和図書館 2014)
p4-13「北浦和の歩みと町並みの変遷-2 北浦和駅の開設と駅前の変化」
p7「北浦和駅のあゆみ」に「昭和22年10月11日西口に駅舎が完成し、営業を始めた。」とあり。
- 回答プロセス
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1 浦和市史を確認する
『浦和市史 通史編 4』(回答情報)
2 新聞記事を確認する
(1)埼玉新聞記事見出し検索システムを〈記事見出し:北浦和 & 西口〉で検索する
「北浦和駅西口十日に渡初め」『埼玉新聞 1947年10月9日 1面』(回答情報)
(2)『埼玉新聞』(マイクロ版による複写製)1947年10月9日-10月31日まで確認するが、上記以外の関連記事は見つけられず。
3 自館目録を〈北浦和〉で検索する
『北浦和歴史再発見 開館40周年記念北浦和歴史発掘プロジェクト』(回答情報)
『北浦和れきし図書館 1階 北浦和駅ができた頃』(さいたま市立北浦和図書館編 さいたま市立北浦和図書館 2012)
「1階の肆」に「昭和22年に北浦和駅西口開設」とあるが、月日はなし。
4 埼玉の鉄道関係の資料を確認する。
『埼玉鉄道物語 鉄道・地域・経済』(老川慶喜著 日本経済評論社 2011)
p234「なお、浦和~与野間には幾多の紛擾を経たのち、一九三六年九月一日に北浦和駅が開設された」とあるが、西口についての記述見あたらず。
『京浜東北線(東京~大宮間)・宇都宮線・高崎線街と駅の1世紀 懐かしい沿線写真で訪ねる』(藤原浩著 アルファベータブックス 2015)
p38 「北浦和・与野・さいたま新都心」に昭和42年の北浦和駅西口の写真あり。「西口は駅開業から約10年遅れの昭和22(1947)年の開設。」との記述あり。
5 埼玉関係雑誌記事索引を〈論題:北浦和駅〉〈論題:北浦和 & 西口〉で検索するが、関連記事見当たらず。
〈その他調査済み資料〉
『埼玉の鉄道』(老川慶喜著 埼玉新聞社 1982)
『京浜東北線歴史散歩 史跡をたずねて各駅停車』(広瀬瑛著 鷹書房 1987)
『京浜東北線各駅停車 根岸線各駅停車 城北湘南いまむかし』(竹谷英子とTBSラジオ950キャスター・ドライバー・グループ取材 椿書院 1977)
『浦和市史 第4巻〔2〕近代史料編』(浦和市総務部市史編さん室編 浦和市 1979)
『浦和市史 第5巻[1]現代史料編』(浦和市総務部行政管理課編 浦和市 1999)
『読売新聞埼玉版(マイクロフィルム)1947年10月9日-10月31日』
『毎日新聞埼玉版(マイクロフィルム)1947年10年9日-10月31日』
- 事前調査事項
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浦和市行政文書、「埼玉新聞」昭和22年10月分
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 参考資料
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- 『浦和市史 通史編 4』(浦和市総務部行政管理課編 浦和市 2001)
- 『北浦和歴史再発見 開館40周年記念北浦和歴史発掘プロジェクト』(さいたま市立北浦和図書館編 さいたま市立北浦和図書館 2014)
- 『埼玉新聞 1947年10月9日 1面』
- キーワード
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- 北浦和駅
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000221752