次の資料に「ベスト・プラクティス」についての項目がある。
1.『有斐閣経済辞典』(金森 久雄/編 有斐閣 2013年)p1141
「ベスト・プラクティス best practice
企業内外を問わず、生産、顧客サービスなどの特定分野で最高のパフォーマンスを上げている経営手法、プロセスのこと。もしくは、それを積極的に模倣・吸収することで企業の競争力を強化しようとする運動のこと。」
2.『日経ビジネス経済・経営用語辞典』(A&Aパートナーズ/著 日経BP社 2009年)p146
「ベスト・プラクティス(Best Practice)
最良のやり方。社内でのベスト・プラクティスもあれば、業界の中でのベスト・プラクティス、全世界でのベスト・プラクティスまでさまざまなレベルで最良のやり方がありうる。また作業、品質、プロセスといった部門で取り組むものから、組織、さらには事業構造といった全社的に取り組むものまで幅広い対象で最良のやり方がありうる。とりわけ提携後の実行プロセスにおいて、ベスト・プラクティスを共有化し合うことが組織としての学習につながる。ベスト・プラクティスを目標に自社のプロセスを変革する手法はベンチマーキングと呼ばれる。」
英語で書かれた「ベスト・プラクティス」の定義は見つからないが、『CRMベストプラクティス白書』(CRM協議会)(※2012年版~2015年版を所蔵)には特別寄稿論文が英語で掲載されている。