レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年02月16日
- 登録日時
- 2017/07/08 10:41
- 更新日時
- 2018/12/18 11:21
- 管理番号
- 北九2017国友003
- 質問
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末松謙澄について書かれた本はありますか。行橋市出身で、市内に石碑があると聞きました。
- 回答
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末松謙澄は、明治・大正期の政治家・法学者・文学者です。安政2年(1855年)に前田村(現行橋市)に生まれ、漢学者村山仏山の私塾水哉園に学びました。その後、英国留学し、帰国後に官界に入りました。
この留学中に「源氏物語」の英訳を行っています。門司港の開発にも尽力し、晩年には維新史の貴重な資料である「防長回天史」を編纂しました。
妻は伊藤博文の次女、生子です。(『コンサイス日本人名事典 改訂新版』では生子は長女となっています)
『末松謙澄生誕之地碑』は、没後60年の昭和55年(1980年)に地元の人々によって建立されました。
- 回答プロセス
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行橋市出身ということなので、郷土資料の中から行橋・京築地区が載っているものを探しました。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『コンサイス日本人名事典 改訂新版』,三省堂編修所/編,三省堂,1994,P661,ISBN4-385-15805-3
- 『夜明けふたたび 近代日本と行橋・北九州』,花田 衛/文,玉江 彦太郎/監修,三洋信販,2003,P53,P88~99
- 『北九州の風物詩』,轟 良子/文,轟 次雄/写真,西日本新聞社,2015,P200~201,ISBN978-4-8167-0907-4
- 『若き日の末松謙澄』,玉江 彦太郎/著,海鳥社,1992,ISBN4-87415-007-1
- 『青萍・末松謙澄の生涯』,玉江 彦太郎/著,葦書房,1985
- 『末松謙澄と「防長回天史」』,金子 厚男/著,青潮社,1980
- 『ポーツマスへの道 黄禍論とヨーロッパの末松謙澄』,松村 正義/著,原書房,1987,ISBN4-562-01845-3
- 『新京築風土記』,山内 公二/著,幸文堂出版,2017,P63,P111,P123,ISBN978-4-907965-09-9
- 『京築の文学碑』,山内 公二/著,綿井 八重子/著,美夜古郷土史学校,1984,P44~45,P48
- 『京築の文学風土』,城戸 淳一/著,海鳥社,2003,P27~37,P177~180,ISBN4-87415-433-6
- キーワード
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- 末松謙澄
- 行橋市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000218471