レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2016/07/01 14:47
- 更新日時
- 2017/06/22 09:49
- 管理番号
- 201607ー01
- 質問
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引揚船「鹿島丸」について 当時その船に乗っていて大竹の港に立ち寄ったそのことに関する資料、当時の様子が分かる写真などがあればみせて欲しい
- 回答
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過去のレファレンスで「海兵団」のことについて調べた中で、いくつか大竹の引揚に関しての参考資料の記述を元に探した。
・『大竹市史第2巻本編』(H217.6/オ)に海外引揚に関する項目では引揚風景の写真や入港の記述はあるものの「鹿島丸」という船ではなく「氷川丸」が大竹港に入港したという記述と引揚者数の数の記載だった。
・他にも『図説廿日市・大竹・厳島の歴史』(H217.6/ス)と『記録写真終戦直後上巻』(H210/ミ)に引揚援護所や当時の大竹市の駅の写真が載っていた。しかし「鹿島丸」についての写真や文章はなかった。
・映像資料として『大竹港海外引揚風景』(ビデオ)が市役所にあり、依頼人は生涯学習課で引揚船のビデオを視聴した。
・大竹市役所に問い合わせもしたが、引揚船の一部のデーターのコピーしかないとのことで、「鹿島丸」の詳細は不明。
・『図説廿日市・大竹・厳島の歴史』の中で、当館未所蔵の本で『引揚援護の記録』という本が引揚援護庁から刊行されているのを広島県立文書館が所蔵していることが分かったので文書館の連絡先を伝えた。
・調査をして引揚の様子や戦後の大竹市が分かる写真や映像は残ってはいるが「鹿島丸」など引揚船について詳しく記載されている本や文献はみつけられなかった。
- 回答プロセス
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・具体的な引揚船の記載はないが『大竹市史第2巻本編』(217.6/オ/1-2 110004322)でP359~P367に大竹市の海外引揚に関する記載あり。
・『図説廿日市・大竹・厳島の歴史』(H217.6/ス 110841848)でP214~P215に大竹市の引揚の風景の写真あり。
・『図説廿日市・大竹・厳島の歴史』のP215に引揚援護庁から刊行された「引揚援護の記録」の写真が掲載されていた。
現在は広島県立文書館が所蔵しているので何か手がかりがあると思い文書館の連絡先をメモをして渡した。
・『記録写真終戦直後 上』(H210/ミ 111138673) 過去のレファレンスの記録に「引揚援護局」について記録あり、参考にした。
・『海外引揚関係史料集成 国内編 第7巻』 鹿島丸の記載なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国地方 (217)
- 参考資料
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大竹市. 大竹市史 本編 第2巻. 大竹市, 1970.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001316559-00 -
[浅尾哲三ほか著] , 土井, 作治. 図説廿日市・大竹・厳島の歴史. 郷土出版社, 2001-10. (図説広島県の歴史シリーズ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000318334-00 , ISBN 4876701660 -
三根生 久大 著 , 三根生‖久大. 記録写真終戦直後 : 日本人がひたすら生きた日々 上. 光文社, 1974. (KAPPA BOOKS)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I023155956-00 -
[宇品引揚援護局大竹出張所 編] , 宇品引揚援護局大竹出張所 , 加藤, 聖文. 局史. ゆまに書房, 2002. (海外引揚関係史料集成(国内篇) ; 第7巻)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I053985418-00 , ISBN 487802075X
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大竹市. 大竹市史 本編 第2巻. 大竹市, 1970.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000194293