以下の資料に、仏像の持ち物について記載があった。
(1)『アジアの仏像と法具がわかる本』ネパール手工芸協会/編 アルマット 2009年
チベット密教・ヒンドゥー教の仏像や法具について書かれた本。
p24 カドゥガ(利剣) p29 カルタリ(曲刀)
で、利剣と曲刀についての解説と、図版が掲載されている。
p139 では、カルタリ(曲刀)の使い方と図版が掲載されている。
(2)『仏像の持ちもの小事典』秋山正美/著 燃焼社 1992年
p143~152 剣
「利剣は先が鋭くとがっていて切れ味がすぐれ、…」「降魔の思想をあらわす剣は利剣を指す。
これを〝降魔の利剣″、または〝降魔剣″という。…」等、「利剣」についての記述あり。
p146に利剣の図版あり。
(3)『密教仏像図典』 頼富本宏/著 下泉全暁/著 人文書院 1994年
p54~59 印相・持物一覧
p56 ⑭カルトリ刀 片刃で半月形の曲刀。刀身の中央に短い金剛杵の柄がつく。
との記述があり、図版も掲載されている。
(4)『仏像図典』佐和隆研/編 吉川弘文館 1990年
p302~307 5.印相・持物の図解
(5)『白描画仏像知識事典』香取良夫/画・著 遊子館 2012年
見開きで各仏像の紹介があり、片側のページが図版となっている。持ち物の名称も記されている。