レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/4/19
- 登録日時
- 2016/05/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:38
- 管理番号
- M16042214479741
- 質問
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2016年4月14日から熊本県で地震が連続して発生しているが、過去にも熊本県で大地震の後、地震が続いたことがあったと聞いた。当時の地震について、発生日や被害などの詳細について知りたい。
- 回答
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『熊本県史別巻第1年表』によると、1889年(明治22年)の年表に、「7.28 熊本市一帯に大地震(8月末まで200回にわたる)」、「熊本地方大地震 家屋の全潰228戸 半潰183戸 死者20人」と記載されている。また、同年10月の欄に、「水島貫之が「熊本明治震災日記」を出版」とあり、『熊本明治震災日記』には、地震の詳細な被害などが絵とともに記載されている。『熊本明治震災日記』は、「近代デジタルライブラリー」で閲覧することができる。
『地震の事典』には、1889年7月28日23時40分にマグニチュード6.3の地震があったことが記録されており、北緯、東経、深さ、震央地名、被害等級が記載されている。「熊本地震」の項目には、「熊本市の北から西にかけて,金峯山麓で被害が大きかった」と記載があり、死者数など被害の状況が記録されている。
また、『日本被害地震総覧』にも、地震の発生時刻や地震の大きさ、発生場所、被害状況などが記録されており、「熊本市付近で被害大」、「余震は年内一杯続いた」と記載されている。併せて、「被害状況」、「震度分布」、「熊本県庁における日別有感余震回数」、「家屋被害率分布」の図表が説明とともに掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 地震学 (453 9版)
- 参考資料
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『熊本県史別巻第1』熊本 熊本県,1965,358p. 参照はp.260-261.
宇津徳治ほか『地震の事典』 朝倉書店,2001,657p. 参照はp.606.
宇佐美龍夫『日本被害地震総覧』 東京大学出版会,2013,19,694p. 参照はp.210-212.
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『熊本県史別巻第1』熊本 熊本県,1965,358p. 参照はp.260-261.
- キーワード
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- 地震
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2016042214404579741
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000192231