レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年09月12日
- 登録日時
- 2016/04/28 10:02
- 更新日時
- 2017/12/22 12:47
- 管理番号
- S-5116
- 質問
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未解決
SS400とS25Cで電気伝導率が高いのはどちらか。SS400は一般構造用圧延鋼材、S25Cは機械構造用炭素鋼とのこと。
- 回答
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当館資料ではお調べすることができませんでした。
※あくまで参考に、信頼性は低いと断ったうえで、調査途中で推定されたSS400とS25Cの電気抵抗率をお伝えした。
- 回答プロセス
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①それぞれについて、参考室にある材料系の事典で調べるが該当なし
②それぞれについて、JIS検索でキーワード検索を行う→SS400はJIS G 3101、S25CはJIS G 4051で規定されていると分かる。
③それぞれのコードでJIS検索を行う。
→JISでは化学成分や機械的性質について規定はあるが、電気伝導率の規定はなし
④インターネット検索にて、電気伝導率は電気抵抗率の逆数であると知る。
⑤『金属データブック』p121にて、鋼鉄材料の電気抵抗率を調べるが、SS400およびS25Cにあたる組成の材料はなし。
⑥時間切れにより、一度利用者にTELで見つからない旨回答。『鋼鉄材料選択のポイント』に載っていないか?と聞かれる。
⑦同書を調べるが、電気伝導率および抵抗率の明示はなし。ただし、SS材の説明にSS400材のC%はおよそ0.21であるという記述あり(p14)。また、付録の電気抵抗の説明で、C鋼の電気抵抗はC%に比例して大きくなること、また配合%別の電気抵抗の表が記載されていた。(p217)0.2%Cは16.9となっているため、SS400の電気抵抗は、約16.9であると考えられる。
⑧インターネット検索において、神戸鉄鋼の純鉄系軟磁性鋼の商品説明あり。この中で、S25Cの電気抵抗が17.6とされている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 金属工学.鉱山工学 (56 9版)
- 金属工学.鉱山工学 (560 9版)
- 参考資料
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金属データブック 改訂3版.日本金属学会 編 , 日本金属学会. 丸善, 1993.(560.3/ニ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002249020-00 , ISBN 4621038257 -
鉄鋼材料選択のポイント 増補改訂2版.大和久重雄 著 , 大和久, 重雄, 1911-. 日本規格協会, 2000. (JIS使い方シリーズ)(501.4/オ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002945203-00 , ISBN 4542303896
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金属データブック 改訂3版.日本金属学会 編 , 日本金属学会. 丸善, 1993.(560.3/ニ)
- キーワード
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- 一般書
- 電気伝導率
- 金属
- その他
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000191708