レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年01月26日
- 登録日時
- 2016/03/31 10:31
- 更新日時
- 2018/08/10 09:35
- 管理番号
- 中野0573
- 質問
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解決
80年代後半頃、お寺の拝観料に税金をかけるという動きに対して、お寺が反発するということがあったが、それについて書かれた資料はないか。徴収した税金は何に使われるのか。また、いつまで続いたのか。
- 回答
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『古都税反対運動の軌跡と展望』京都仏教会/編,第一法規関西支社,1988(349.5/コ)
同問題に関する年表や新聞記事も収録されている。
1.何に使われるのか
上記資料p.241の京都新聞1982年8月19日夕刊によれば、「文化財の保護、同保護団体の育成、伝統的行事の保護育成、文化観光施設の周辺整備、町並み景観の保全など京都の文化・伝統を守る財源に重点的に配分するほか、建都千二百年を臨む京都の都市機能の整備や記念事業の財源にも生かしたい意向」
2.いつまで続いたのか
同じく上記資料p.357-358の京都新聞1987年10月17日に廃止案可決時の記事あり。
年度末の88年3月に廃止。
- 回答プロセス
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朝日新聞データベース聞蔵Ⅱで「拝観料 税」で80年代後半の記事を検索すると「古都税」と呼ばれているので「古都税」で蔵書検索。
- 事前調査事項
- NDC
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- 地方財政 (349 9版)
- 参考資料
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京都仏教会/編 , 京都仏教会. 古都税反対運動の軌跡と展望 : 政治と宗教の間で. 第一法規出版関西支社, 1988.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I023016548-00 , ISBN 4474021193
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京都仏教会/編 , 京都仏教会. 古都税反対運動の軌跡と展望 : 政治と宗教の間で. 第一法規出版関西支社, 1988.
- キーワード
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- 寺院
- 古都税
- 税務争訟
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 追加調査事項:朝日新聞2017年3月15日付「古都税、国と宗教考える 京都仏教会、市との対立振り返り出版」の記事があり、『古都税の証言』という新刊出版に際し簡単な経緯が載っている。同書は当館では所蔵していない。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000190499