レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/7/21
- 登録日時
- 2016/03/29 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:31
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000246
- 質問
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解決
【お餅と雑煮の起源について】 外国人に説明するため、お餅と正月に雑煮を食べる意味を知りたい。
- 回答
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『たべもの日本史総覧』(111518326)
『日本料理行事・仕来り大事典』(112585548)
『年中行事大辞典』(112898088)
ほか何冊かの事典にあたったが総じて次のように記載されていた。
○もち(餅)
もち米を蒸して臼などでついたもの。餅の語源は、腹にもたれるという意味の「持飯」、携帯に便利な「携飯」から来たとする説、丸い形が望月(満月)に似ているからという説などがある。
餅は、古くから神事の供え物、正月や節句など祝の行事で用いられてきた。
丸い餅は、古来、心、魂、生命の象徴とみなされ、正月に神に供える餅はその生命、魂の具現化されたものと考えられていた。
○雑煮
餅に種々の具をあしらった汁物。
大晦日に神棚に供えた供物(野菜や魚介類)を元旦に下げ、一つの鍋に煮込んで食べたのが雑煮のはじまりという。「雑」には、いろいろなものがたくさん混じり合って入るという意味がある。
種々の具を餅とともにあしらうことから「雑煮」、臓腑を健やかにすることから「臓煮」切り餅を象の肉に見立て正月から大きいものにあやかろうということから「象煮」の文字を当てる。
江戸中期に新開地の江戸では、略して角餅に変化した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 技術 (5 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000190213