レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2015/11/14 17:22
- 更新日時
- 2015/12/09 10:19
- 管理番号
- 2015.12-04
- 質問
-
解決
月の大きさや色が時間帯や季節で異なって見えるのはなぜか。
- 回答
-
大きさが異なって見えるのは、眼の錯覚。「月の錯視」、「天体錯視」と呼ばれる。
研究の歴史は長いが、なぜ起こるのかは完全に解明されているわけではない。
(図書資料以外に日本心理学会HP>心理学Q&AのQ4、国立天文台HP>よくある質問の質問2-2)も参照した。)
月の色の見え方の違いは、大気の影響による現象。
(図書資料以外に国立天文台HP>よくある質問の質問2-3)も参照した。)
光が大気の中を通過する過程で、大気中の水蒸気やエーロゾル(塵、黄砂、大機汚染物質など)が多いと、光が反射及び散乱される。青い光は散乱されやすく、赤い光は散乱されにくい。よって、厚い大気の中を通過する場合の月の光は赤っぽく見える。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 『自然の中の光と色:昼の月はなぜ白い』桜井 邦朋/著 中央公論社 1991
- 『月』古在 由秀/著 岩波書店 1977
- 『人類の夢を育む天体「月」:月探査機かぐやの成果に立ちて(早稲田大学理工研叢書シリーズ)No.25』長谷部 信行/編 桜井 邦朋/編 恒星社厚生閣 2013
- 『地平の月はなぜ大きいか:心理学的空間論』苧阪 良二/著 講談社 1985
- キーワード
-
- 月
- 色
- 大きさ
- 明るさ
- 錯覚
- 照会先
-
- 日本心理学会 http://www.psych.or.jp/
- 国立天文台 http://www.nao.ac.jp/
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000183768