以下の資料を紹介した。
(1)『グッゲンハイム美術館名品展』ソロモン・R.グッゲンハイム美術館/編 ソロモン・R.グッゲンハイム美術館 1991
ソロモン・R.グッゲンハイム美術館、ヴェネチアのペギー・グッゲンハイム・コレクションから選りすぐられた43作家、121点の作品が展示された美術展の図録(ヴェネチアだけでなく、ニューヨークのグッゲンハイム美術館の作品も含まれている)。見開きで左ページに解説、右ページに作品の写真が載っている。
下記のwebページで、この本の本文を読むことができる。
“INTERNET ARCHIVE”
https://archive.org/details/piecesfm00solo (最終確認2015年1月28日)
(2)『北イタリア 世界・美術の旅ガイド』美術出版社 1996.10
p80 ペギー・グッゲンハイム・コレクション
美術館の概要と見どころを1ページで紹介している。カラー写真が4枚掲載されており、シャガールの「雨」、ピカソの「海水浴」が写っている。主な所蔵作品のタイトルも紹介されている(ピカソの「詩人」、キリコの「赤い塔」など)。
(3)『宮下孝晴の徹底イタリア美術案内 1 北イタリア』宮下 孝晴/著 美術出版社 2000.8 p44~45
白黒の写真が4枚掲載されており、マックス・エルンスト「衣装をまとう花嫁」、ヤン・アルプ「黒いヴォールトの下でひっくり返った二つのかかとのある青い靴」が写っている。展示されている主な作品の作者の名前が挙げられている。
(4)『世紀の大画商たち』 瀬木 慎一/著 駸々堂出版 1987.2
p235~246 ペギー・グッゲンハイム
コレクション設立の経緯などは書いてありますが、所蔵作品や解説などは書いていない。
ピカソの絵とカルダーのモビールが飾られた一室の白黒写真が掲載されている。
(5)『芸術新潮 1962年7月号』
p108~111「前衛芸術の城 ペギー・グッゲンハイム・コレクション」中原佑介
白黒の写真が7枚掲載されている。ミロの「座れる女性」、フリッツ・ケーニグの彫刻、ベルト・ラルデラの彫刻、マリノ・マリーニの彫刻、カルダーのモビールなどの作品が写っている。
(6)『文藝春秋 2008年7月号』
p42~54 「世界の邸宅美術館 part2」朽木ゆり子
p43~45 ペギー・グッゲンハイム・コレクション
邸宅の中に絵が飾られている様子を写した、カラー写真が掲載されている。
ピカソの「海辺にて」(前出の「海水浴」と同じ作品と思われる)、カルダーのモビール「弧をえがく花びら」、マグリットの「光の帝国」シリーズの一枚、マリノ・マリーニのブロンズ彫刻「城壁の天使」、ブランクーシの「空間の鳥」、ジャクソン・ポロックの「錬金術」などの作品が写り込んでいる。
p42にはアレクサンダー・カルダーの彫刻「サボ」の写真が掲載されている。
また、この雑誌記事と同じ著者による(7)『邸宅美術館の誘惑』 朽木 ゆり子/著 集英社 2014.10 という本も出版されており、p110~119にペギー・グッゲンハイム・コレクションも出ているよう。(貸出中ののため確認はできず。)