レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年06月15日
- 登録日時
- 2014/12/05 18:22
- 更新日時
- 2016/10/08 11:12
- 管理番号
- 八南10
- 質問
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解決
天気のことわざについて知りたい。特に実際に使えるものが知りたい。
- 回答
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自館の業務端末を使って調べると、以下の資料が該当した。
『ことわざ・漢字遊びの王様』(小山 惠美子/著 田近 洵一/監修 岩崎書店 2007)のp30に「朝雨にかさいらず/雨はもうすぐやむから、かさを持って出かけなくてよいということ 秋の日はつるべおとし/日が暮れるのがはやいということ。 暑さ寒さも彼岸まで/もうすぐ過ごしやすくなるということ。」とある。p31には「あしたはあしたの風がふく/くよくよしてもしかたないということ。 雨降って地固まる/悪いことやもめごとがあったあとは、かえってよくなるということ。 やなぎに雪折れなし/やわらかいものは、弱そうに見えてもけっこう強いということ。」とある。
『天気の不思議』(森田 正光/著 誠文堂新光社 2006)のp14に「巻積雲『うろこぐも』ともよばれます。だいたい巻雲と同じような高さ(5000~1万3000m)に現れますが、温暖前線が近づいているときも多いので、翌日~数日後には天気が崩れるともいわれています。」とある。p52に「飛行機雲ができてもすぐに消えるのは、雲がさかんに蒸発しているからです。こういう時は上空の空気が乾いているので、翌日も高い確率で晴天が続くといってよいでしょう。反対にいつまでも空に残っていて、どんどん形を変えていく場合もあります。こういう時は上空に湿った空気が入っていて、雲が成長しやすくなっている状態なのです。つまり、西から低気圧が近づいていることが多いいえます。季節にもよりますが、『飛行機雲がなかなか消えないときは、次の日には雨になる可能性が高い』と考えてもいいでしょう。」とある。
『天気予報の大研究』(日本気象協会/監修 PHP研究所 2011)のp58~p59に「目で空をながめて、天気を予想することを『観天望気』といいます。観天望気には昔から伝わる天気のことわざがいくつもあり、動物などの様子から天気を予想するものもあります。朝虹は雨(夕虹は晴れ)・カエル(アマガエル)が鳴くと雨・月の横に星があれば晴れ・ツバメが低く飛ぶと雨(高く飛ぶと晴れ)・冬の雷は雪起こし」とある。p15に「富士山などの山頂付近にできる『かさ雲』は、しめった空気が山の斜面に沿って上昇し、冷やされるとできる雲です。低気圧や前線が近づいていて、しめった空気の流れこみが続くときに、かさ雲は山頂付近に同じ形でとどまることが多くなります。このため、かさ雲はこのあと天気が曇りから雨(雪)に向う前ぶれの雲としてよく知られています。」とある。
- 回答プロセス
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(1)自館の蔵書を、児童書の8類「ことわざ」で検索した。
(2)自館の蔵書を、児童書の4類「天気」で検索した。
(3)天気・ことわざ関連の資料を調べた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 語彙 (814)
- 気象学 (451)
- 参考資料
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- 『ことわざ・漢字遊びの王様』(小山 惠美子/著 田近 洵一/監修 岩崎書店 2007) , ISBN 978-4-265-05044-4
- 『天気の不思議』(森田 正光/著 誠文堂新光社 2006) , ISBN 4-416-20603-8
- 『天気予報の大研究』(日本気象協会/監修 PHP研究所 2011) , ISBN 978-4-569-78176-1
- キーワード
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- 天気
- ことわざ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 小中学生
- 登録番号
- 1000164071